馬車郎の私邸

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、将棋、プロレス観戦記など「趣味に係るエッセイ・感想・レビュー記事」をお届けします!ある市場関係者のWeb上の私邸

NOAH・DDT・このすば・NieRファンのためのサイバーエージェント20/9期第3四半期決算のポイント

NOAHが「ABEMA 」、「DDTUNIVERSE」といった配信インフラでTVマッチを放映する意義は、改めて非常に大きいと感じている。サイバーエージェント傘下に入ったのは良い決断だった。興行停止後も既存・新規のファンにアプローチできたからだ。なお、この間ブシロード傘下の新日本プロレスはTVマッチは見送り、じっと耐えていた(ちなみにEVIL推しの私としては、過程はどうあれニュージャパンカップ制覇と2冠戴冠は嬉しい)。

株式市場は米欧日の中銀のなりふり構わない強力な金融政策のなか、低金利を背景にウィズ・コロナ、アフター・コロナ時代に活躍するであろうIT・ハイテク株の独壇場となっている。米ナスダック総合指数は10680ポイント(7/21時点)と史上最高値圏にある。このような環境で、第2四半期までの堅調な業績を背景に、サイバーエージェントの株価も力強い上昇を示した。NOAH子会社化後2度目となる第3四半期決算のポイントを見てみよう(短信説明会資料)。

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20/9期第3四半期:ゲームやネット広告底堅し、「ABEMA」は投資局面継続

20/9期第3四半期累計における売上高は3577億円(前年同期比5%増)、営業利益は285億円(前年同期比22%増)となった。通期営業利益計画280~320億円のレンジ下限を、3Q時点で達成した格好だ。第2四半期まで(9-3月)の貯金が寄与しており、第3四半期(4-6月)のみでは売上高は1128億円(前年同期比0.7%減)、営業利益は82億円(前年同期比12%減)となった。一見すると振るわないように見えるが、コロナ禍の状況にしては収益の落ち込みは限定的で、底堅い業績と言えよう。「ABEMA」への投資局面は変わらず、ゲームやネット広告などは粘りを見せた。

ネット広告事業:コロナ禍で大健闘。粘りを見せた。

2Q 売上高は643億円(前年同期比0.01%増)2Q 営業利益は43億円(前年同期比6%減)。前回の決算説明会で、藤田社長は緊急事態宣言等により、キャンペーンの手控えが広がり、広告出稿の急減速を示唆していたが、意外にも売上高前年同期比横ばいだった。巣ごもり需要のある広告主への営業強化が奏効した。4-6月を底に、増収を目指す模様で、安心感のある内容と評価できるだろう。

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ゲーム事業:周年イベント反動で前四半期比スローダウンだが底堅い

ゲーム事業の3Q売上高は 367億円(前年同期比4%減)、3Q営業利益 75億円(前年同期比9.5%減)。2Qにおける周年記念効果の反動があったが、高水準な収益を確保した。「NieR」シリーズ最新作のスマートフォン向けタイトル『NieR Re[in]carnation』の7/29投入に先立ち、事前の評判は上々であるとのコメントがあった。

2/27に投入した「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ」は好調が続いている模様だ。モバイルゲーム嫌いの私ですらFate/Grand Orderを差し置いてプレイを継続しており、ユーザーインターフェースが洗練されている点に驚いている(注:無課金、累計課金額はFate/Grand Orderは通算9万円、将棋ウォーズは600円/月)。前回、先日1期2期劇場版DVDを見返した話をしたが、小説最終巻も素晴らしい内容だった、また別の機会に書くとしよう。関連記事↓

「このすば」―魅力的な声優陣が織りなす四重奏会話劇の魅力

名曲紹介20:ナイス爆裂!120点 :Machico /「1ミリ Symphony」(「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」テーマソング)

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メディア事業:1000~1500万人/週のアクティブユーザー!

3Q売上高は133億円(前年同期比19%増)、営業赤字40億円引き続き先行投資期間につき、1四半期あたり30億円台~50億円台の営業赤字が続いている構図に代わりはない。しかしながら、週あたりのアクティブユーザーは1000万人~1500万人のレンジで推移しており、緊急事態宣言解除後も活発な利用がなされている。話題にも事欠かないようで、先日17歳のうちに初タイトルを獲得した藤井聡太棋聖の対局、3対3の超早指し戦「第3回AbemaTVトーナメント」は私も大いに楽しませてもらったが、将棋もキラーコンテンツとなっている。NOAH中継もメディア事業を賑わすコンテンツとして定着するよう、引き続き願っている。

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7/18にはNOAH後楽園・有観客大会、「第3回AbemaTVトーナメント チーム渡辺vs糸谷」を、テレビと並行して、妻のテレワーク用モニターも活用し、2窓で堪能させてもらった。「ABEMA」は視聴ニーズに合わせた「テレビ」×「ビデオ」のハイブリッドサービスとしてユニークな立ち位置を築いているようだ。国内では少なくともアマプラやネットフリックスに対抗しうるプレイヤーになっている。NOAHからすると、TVマッチで間口を広げて露出を増やし、有観客興行で先行投資の回収を図りたいところだが、収容人数3分の1の興行継続をしばらく余儀なくされるだろう(同業も同じだ)。引き続き「ABEMA」のコンテンツとしての貢献を図るとともに、認知度向上に力を尽くす局面であると考える次第だ。

ABEMAの公式サイトはこちらから

(ABEMAプレミアムは1ヶ月間無料、解約も好きな時に可能)

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関連記事:

名曲紹介51:「Freedom」野田順子:開放感ある伸びやかなボーカル!

「ときめきメモリアル2」20周年、「勇気の神様」、「笑顔の決心」、「Brilliant」と、これまでの記事で紹介してきた。そこで今日は陽ノ下光の声優としてではなく、アーティスト「のだじゅん」としての曲をご紹介したい。ファーストアルバム「FLY AWAY(2000年11月22日発売)」より、「Freedom」だ。

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「Freedom」の作曲は2のキャラソンでもお馴染みM Rieさん(「せつなさのかけらたち」、「見つめていたい」もこの方)である。「Freedom」光のキャラソンの延長線上にありながらも、ドラムス、ギター、ベースを中心にライブシーンの演奏を想定して、ボーカルを引き立てることに徹した曲だ。その結果、野田順子さんの伸びやかな歌声をが縦横無尽に活躍しており、奥行きと広がりを感じさせる楽曲に仕上がっている。随所で入る「oh oh Freedom……」のバックコーラスもさりげなくいい味出している。

作詞はというと野田順子さん自らが手掛けている。歌詞はタイトル通り、開放感あふれる前向きな内容で、挑戦や可能性、希望を訴えかける屈託ない言葉がほとばしっている。歌声、歌詞、楽曲がしっかり共鳴し、世界観が広がりを見せる「Freedom」は聴くものの心を開放感へと導くのである。

関連記事:2006年11月12日 野田順子さんライブレポ「TRICK or TREAT vol.5 野田一家 LIVE 〜再び参上!〜」


02 - Freedom - FLY AWAY - JUNKO NODA 野田順子

名曲紹介50:「Brilliant」野田順子(as陽ノ下光):海面の光の煌めきを思わせる輝く名曲!

勇気の神様」、「笑顔の決心」の記事をすでに書いたので、夏を先取りして「Brilliant」野田順子(as陽ノ下光)を紹介したい。「Brilliant」は水面の光の煌めきを思わせる、キラキラとした音のイントロの後、キャッチーなサビから始まる。「走って行こう きらめく日差しあびて 並んで行こう そっとこの手をにぎりしめてね」、平凡に見える一方で、急接近を感じさせるなんとも心憎い絶妙な歌詞だ。

「Brilliant」には、光り輝く、さんさんと輝く、目もあやな、ブリリアントカットの、鮮明な、りっぱな、見事な、華々しい、(技巧的に)すばらしい、(知性または才能の点で)目ざましいなどの意味がある。快活で健気なヒロイン・陽ノ下光にふさわしい形容詞と言えるだろう。キャラソンの表題とモチーフにもちょうどよい言葉である。

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歌詞のAメロやBメロは往年のアイドルソングを思わせる気恥ずかしい歌詞ではある。光とあなたが海に行ってお互いに照れている情景を想定しているので、それは当然だ。なんとも微笑ましい様子で愛嬌があるのが良いところだ。なお、作詞の白峰美律子氏は松本伊代、生稲晃子、倍賞千恵子、酒井法子などの曲も手掛けている。

サビは素晴らしいの一言だ。野田順子さんのはにかんだ光の顔が浮かぶような、絶妙なバランス感覚の歌い方が実にハマっている。間をつなぐ弦楽器の小刻みのトレモロに加え、トランペットやバックコーラスが高度に調和した完成度の高いメロディーは実に聞いてて楽しい。作曲の依田和夫氏はポケモンのOP・EDなど多彩な楽曲を手掛けており、編曲の岩崎元是氏は言わずもがなだ。

サビの歌詞は、前向きな光らしい。物理的な意味だけでなく、何かを目指して一緒に前に進もうとする歌詞は、未来志向で明るい気持ちにさせてくれる。「 一緒に行こう きらめくあの沖まで 二人で行こう 波のささやき追いかけながら こっちを向いて 笑っていてくれたら 何にもいらない きっとこれが 恋かもね 始まりだね」と。このように、問いかけ調・呼びかけ調の歌詞が人柄を示唆している点も魅力的だ。以前紹介した「笑顔の決心」と同様キャラクターのイメージソング、すなわちキャラソンのお手本と言えるだろう。

 関連記事:・ときメモ関連記事の総まとめ・目次
あなたの音楽体験を豊かにする一品!


ときめきメモリアル2 キャラソング【Brilliant】~陽ノ下光~(TokimekiMemorial 2 music)

名曲紹介49:「降りしきる雨は蒼く」長沢ゆりか:苦い味わいをバラードと雨の情景に添えて

db-FMというワードに反応を示したあなたは、90年代のサブカルチャーシーンに通暁した方だとお見受けする。db-FMは架空の放送局からインターネット放送局へと移行した(現在は閉局)。今でこそネットラジオ配信は当たり前だが、コナミには先見の明があったと言えよう。

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長沢ゆりかさんといえば、「ときめきメモリアル」のCMソング、ラジオドラマ「もっと!ときめきメモリアル」などへのエンディングテーマ提供、ラジオ番組のパーソナリティとして知られている。ちょうど最近リクエストをお受けしたこともあり、梅雨の季節に「降りしきる雨は蒼く」を紹介するのは時宜にかなっているといえるだろう。

ちなみに、長沢ゆりかさんの代表的な楽曲の一つ「My Dear...」が「ときめきアイドル」における田中フランチェスカ (CV:和久井優)のカバーソングとしてAmazon Music Unlimitedでも配信されている模様で、「降りしきる雨は蒼く」と併せて聞いておきたいところだ。

「降りしきる雨は蒼く」は、「ときめきメモリアル ボーカル・ベスト・コレクション2」に収録されている。イントロは意外にもサイケデリックな電子音から始まるが、静かな立ち上がりから、落ち着いた展開のシックにまとまった楽曲に仕上がっている。

タイトルを生かしたサビの「降りしきる雨は蒼く私は独り こんな近くにあなたを感じても」はわかりやすいフレーズだ。冷たい雨をモチーフに、人のぬくもりを物理的にも精神的にも失う悲しみと組み合わせるのは、いかにも鉄板といえよう。長沢ゆりかのハスキーで切なげな歌声は、オーソドックスな歌詞の失恋ソングを引き立てている。呟き・囁きの双方の要素を備えた独特な歌い方は絶妙だ。

本曲はキャラソンではないが、「ときめきメモリアル」はそのタイトルとゲーム内容とは裏腹に、キャラソンで失恋を歌う曲が非常に多い。しかし、それは恋愛というものを美化もしないし、一方的に素晴らしいものとしても称揚しない誠実な態度と言えるのではないか。KONAMIはとにかくキャラソンに真剣なのだ。苦い味わいもまた恋愛の味である。

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延期作品のスケジュールを整理しよう!:20年夏アニメも松岡禎丞、日野聡、茅野愛衣、佐藤聡美、悠木碧でスクリーニング!

「新しい物語をつくろう。」KADOKAWAが依然として過剰供給を主導しており、スクリーニングも実に5回目となった。コロナ禍によるサプライチェーン麻痺はコンテンツ産業をも直撃しており、20年夏アニメは、前回記事でご紹介した20年春アニメからの延期作品を中心に、32作品が放映される模様(アニメイトタイムズ、6/11時点)。松岡禎丞、日野聡、茅野愛衣、佐藤聡美、悠木碧(敬称略、以下同)の出演を軸にスクリーニングし、10作品にまで厳選した。うち2作品は続き物のため除外し、8作品に絞り込んだ。結果、4分の1となった。順に見ていこう。

 

A.I.C.O. Incarnation

原作:BONES(アニメ制作会社)オリジナルアニメ

橘アイコ:白石晴香
神崎雄哉:小林裕介
相模芳彦:古川慎
水瀬一樹:村田太志
芹 遙香:名塚佳織
三沢 楓:M・A・O
篠山大輔:竹内良太
白石真帆:茅野愛衣
黒瀬 進:大川透
伊佐津恭介:子安武人
南原顕子:田中敦子

 

オリジナルバイオSFアクション、Netflix配信アニメとのことだ。主要キャラとして、茅野愛衣出演とあり、まずは見てみよう

天晴爛漫!

P.A.WORKS制作、原作APPERRACING、 KADOKAWA「ヤングエース」2020年5月号よりコミカライズ版連載中

※2020年7月3日(金)より放送再開

キャスト 空乃天晴:花江夏樹、一色小雨:山下誠一郎、ホトト:悠木碧、ジン・シャーレン:雨宮天、アル・リオン:斉藤壮馬、ソフィア・テイラー:折笠富美子、ディラン・G・オルディン:櫻井孝宏、TJ:杉田智和、セス・リッチー・カッター:興津和幸リチャード・リースマン:津田健次郎、チェイス・ザ・バッド:稲田徹、ギル・T・シガー:小野大輔

主要キャラとして、悠木碧の出演を確認。男性声優陣も実に私好みの編成だ。視聴決定。

炎炎ノ消防隊 弐ノ章

原作: 大久保篤、「炎炎ノ消防隊」(講談社「週刊少年マガジン」連載)

森羅日下部:梶原岳人、アーサー・ボイル:小林裕介、秋樽桜備:中井和哉、武久火縄:鈴村健一、茉希尾瀬:上條沙恵子、アイリス:M・A・O、環古達:悠木碧、ヴァルカン・ジョゼフ:八代拓、ヴィクトル・リヒト:阪口大助、レオナルド・バーンズ:楠大典、カリム・フラム:興津和幸、フォイェン・リィ:日野聡

悠木碧と日野ちゃまが出ており、1期も数話見た…しかし、卑劣極まる放火事件のせいで、放火魔と戦う消防隊のアニメの放映が自重されるという奇妙な事態があってその後見ていない。2期の視聴はひとまず見送り、1期を確認してからにしよう。

彼女、お借りします

原作:宮島礼吏「彼女、お借りします」(講談社「週刊少年マガジン」連載)

水原千鶴:雨宮天
七海麻美:悠木碧
更科瑠夏:東山奈央
桜沢 墨:高橋李依

悠木碧の出演を確認、FGOとショタに耽溺する高橋李依のプロの仕事ぶりを確認する必要があるため視聴決定。「マガジン」のラブコメというと、「寄宿学校のジュリエット」が悪くなかったので、期待したいところだ。

食戟のソーマ 豪ノ皿

原作:附田祐斗、佐伯俊食戟のソーマ (ジャンプ連載作)

幸平創真:松岡禎丞
薙切えりな:金元寿子
田所 恵:高橋未奈美

松岡禎丞、茅野愛衣の代表的な共演作として注目しているものの、4期までお食事処まつおかを除いて鑑賞しておらず、やむなく見送りとする。


ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld

キリト(桐ヶ谷和人):松岡禎丞
アスナ(結城明日奈):戸松遥
アリス:茅野愛衣

説明不要。

とある科学の超電磁砲T

※第16話放送は7月24日(金)に延期予定

継続視聴を実施。レールガン1期にモブで松岡禎丞が出ていたのは懐かしいね。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完

比企谷八幡:江口拓也、雪ノ下雪乃:早見沙織、由比ヶ浜結衣:東山奈央、一色いろは:佐倉綾音、比企谷小町:悠木碧、戸塚彩加:小松未可子

著名作品ながら不勉強にも見ていなかったので、3期に備えて1期・2期を予習したところ、時にシリアスな苦味を交えた良いラブコメと判明した。楽しみにしている。OP、ED楽曲もどのようなものになるか、興味深いところだ。

Re:ゼロから始める異世界生活 第2期

ナツキ・スバル:小林裕介
エミリア:高橋李依
ペテルギウス・ロマネコンティ:松岡禎丞

松岡禎丞の怪演に期待するのみ。

ド級編隊エグゼロス

原作:きただりょうま「ド級編隊エグゼロス」ジャンプスクエア連載中

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謎の侵略者・キセイ蟲によってかつてない危機に瀕している地球。キセイ蟲は人々のエロスの源“ H(エ)ネルギー”を吸い取り人間の生きる活力を奪おうとしている。そんなキセイ蟲から地球を救うべく、高校生・炎城烈人は地球を守るヒーロー集団「エグゼロス」の一員として、キセイ蟲退治をすることに-

炎城烈人:松岡禎丞

星乃雲母:加隈亜衣

桃園桃花:矢作紗友里

天空寺宙:桑原由気

白雪舞姫:茅野愛衣

OPテーマ
Wake Up H×ERO! feat.炎城烈人(CV:松岡禎丞)
HXEROS SYNDROMES エグゼロス シンドロームズ
EROS を H(エ)ネルギーに変えてパフォーマンスを行うド級音楽編隊ユニット。これまで多くの TV アニメテーマソングを手掛ける青春文學ロックバンド、BURNOUT SYNDROMES(バーンアウト シンドロームズ)のプロデュースにより結成。その正体は謎に包まれているが、TV アニメ化に際しエグゼロスより特命を受けオープニングテーマを担当する。音楽で世の中にエグゼロスの存在を知らしめ、H×ERO(ヒーロー)ソングで人々をで魅了し、エグゼロス症候群とすることが使命。

炎城烈人役の松岡さんからのコメント

炎城烈人役の松岡です。今回 feat.炎城烈人として、プロの歌手の方とコラボレーションという形で参加させていただきました。
僕も烈人として熱いパッションを表現できるように歌わせていただきましたので、皆さんと一緒に熱い気持ちでエグゼロスを盛り上げていけたらいいなと思っております。ぜひ楽しみにしていてください!

 アニプレックス NEXT RADIOにて、茅野愛衣・前野智昭が番宣を行っていて耳にした作品。しかし、そのあらすじは、妻がロボットアニメの中で最も高く評価している「健全ロボダイミダラー」のごとき破廉恥さ!松岡禎丞・茅野愛衣共演にして、今クール最大のダークホースとして、最も注視すべき作品であると考える。視聴決定だ!

 ↓テレワークに最適な作業用BGM↓

 松岡禎丞・茅野愛衣 ラジオと音声で振り返る2011-2014

【ネタバレあり注意】りぼん2020年7月号感想―酒井まゆ新連載「ハローイノセント」、香純裕子「古屋先生は杏ちゃんのモノ」最終回

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ネタバレありですみませんが、本誌感想ゆえご容赦ください。本来、このブログは「りぼん」の感想を書くブログなんです。2000年2月号=中学1年から読んでいるので、もう20年ですね、途中1、2年中断はありましたが…新ブログ「読書で現役世代を元気にするブログ!」立ち上げもあって、最近はご無沙汰でした。そういうわけで、りぼん2020年7月号の感想を書いていきます。しばらく本誌を読んでいない人にも向けて、今どんな感じかを含めて書きたいので、ほどほどのネタバレにとどめて、書いていきますね。

香純裕子「古屋先生は杏ちゃんのモノ」最終回は大団円!

 最新11巻が5月発売した「古屋先生は杏ちゃんのモノ」が無事大団円を迎えました!これはかなりお気に入りのマンガで、香純裕子先生のふんわりとしたタッチの柔らかい絵柄は大好きです。教師との恋愛という禁断のテーマは「りぼん」で扱うのは難しいと思っていましたが、絶妙なバランス感覚でしっかりとまとめ上げました!「古屋先生は杏ちゃんのモノ」というタイトルもバッチリと決めの一コマに落し込んでいて、「ゼロの使い魔」並みにお見事です!最後に、キミシマンには、ゲーテの言葉を贈ろう。「恋愛と情熱とは消え去ることはあっても、好意は永遠に勝利を続けるであろう。」

酒井先生、春田先生20周年おめでとうございます!新連載「ハローイノセント」好発進!槙先生お疲れ様でした!

まずは20周年めでたい!2019年に20周年を迎えていた槙ようこ先生の引退はファンとして惜しいのですが、槙ようこイラスト集 Graduation はファンブック的要素もあって、美麗なイラストを堪能できる大満足の1冊でした。

酒井まゆ先生新連載「ハローイノセント」は楽しみなスタートです。あえて真面目な男性主人公、ややすさんだ感じとサバサバ感の同居したヒロインの組み合わせは斬新で、どう話を展開するのか目が離せません!

春田なな先生は20周年企画としてアニバーサリー付録がついています。星空をイメージしたポーチとイヤリングは豪華ですね。新連載3話目の「キスで起こして。」は義理の姉弟の波乱の学校生活を描きます。フル・デジタル作画へ移行した春田先生ですが、トーンが減って本誌連載の色合いでは、非常に爽やかな感じになっています。

 村田真優先生以下、主軸を担う連載陣!

今の「りぼん」のエース的存在としては、既刊13巻ご長寿連載「ハニーレモンソーダ」の村田真優先生です。デビュー15年にあたりますが、円熟味を増してきています。こっ恥ずかしいところも多々ありますが、独特の空気感で乙女心をガンガン刺激してきます^^

「ハツコイと太陽(木下ほのか)」、「吸血鬼と薔薇少女(朝香のりこ)」、「ふたりのポラリス(柚原瑞香)」、「初×婚(黒崎みのり)など他の連載陣も粒ぞろいです。「初×婚」は驚くべきことに、8月号の付録は「ゼクシィ」コラボの「ミニ婚姻届」だそうです!それにしても、一時、本誌よりもやたら増刊のほうが面白い時期がありましたが、その頃の人達が軒並み活躍してくれていて嬉しい限り。「さよならミニスカート(牧野あおい)」の連載再開も待たれるところです。7月号で最終回の「神様になれる日まで(熊乃すず)」、読み切り「恋は小説よりも奇なり(茂里まりも)」はどちらも描線や輪郭に特長がある作家のようで、今後の活躍に期待ができそうな予感です。

りぼんならではのカオスなギャグも健在!

「ちびまる子ちゃん」さくらももこ先生、「チョコミミ」園田小波先生がお亡くなりになったのは悲しいですが、りぼんの4コマをはじめとするギャグ連載陣は、変わらぬ破壊力です。

連載が四半世紀を超える「HIGH SCORE」は相変わらずで「絶叫学級」のお株を奪うド迫力でした(掲載ページ順を逆にすべきでした…)。理屈はいらないです。ゴリ押しです。6月号の「オヤジ女子高生☆」異世界転生編も有無を言わさず笑わされてしまいました。

佐和田米「アクロトリップ」もシュールなギャグが冴え渡っています。青井真央「恋せよキノコ」も可愛らしいですし、「鬼滅の刃」ともコラボしたカナヘイ「ゆるっと成仏」に加え、前川涼「アニマル横町」も健在です。

 

 「りぼん名作紹介」始めます!

冷やし中華始めました……ではなく 「りぼん名作紹介」を近日始めます!宣言することで自分を追い込むという目的もありますが、まとまった形で往年の名作から最近のヒット作まで、作品別に紹介をしていきたいと考えています。

私は、りぼん作家関連コミックスを計568冊所有しています(汗)先日大規模に本棚を整理したのですが、やはり面白い作品を紹介しないのはもったいないなと思いました。

f:id:MrBizSupport:20200603190201j:plainこんな感じです…(ママレ完全版は別の場所)

椎名あゆみ&高須賀由枝 作品紹介&レビュー、そして2003年前後のりぼんについて」、「小花美穂 既刊25冊レビュー」、「2011年の「りぼん」の発行部数と、私の「りぼん」購読史」などで散発的に書いてきましたが、体系的にしっかりご紹介したいなという気持ちがふつふつと湧いてきました。「りぼん名作紹介」のカテゴリを設けて、近日スタートしていきたいと考えています。今後とも宜しくお願いいたします!

 

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名曲紹介48:「風がかわるたび」金月真美as藤崎詩織:KONAMIよ、ときメモ26周年の日に風向きをかえよう!

 ときめきメモリアル26周年を迎えたこの日に聞きたい曲をご紹介しよう。「風がかわるたび(金月真美as藤崎詩織)」は、爽やかさと切なさが同居した名曲だ。過ぎし日の青春に思いを馳せるにはピッタリと言えよう。

1999年4月2日に発売された3枚目のアルバム『風の扉』に収録されている。ドラマシリーズ第3段のエンディングの一つ「幸せのイメージ」ほか、レベッカの「フレンズ」のカバー、サンプラザ中野が作詞を手掛ける「もう一度キスしよう」などが収録されている。CDアルバムと言う文化が退潮して久しいが、これらの楽曲を差し置いてアルバム『風の扉』の先頭に、切り込み隊長として配備されている。制作陣の自信のほどが伺い知れよう。

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曲の紹介に移ろう。「風がかわるたび」はロック・ボサノバからクラシック・邦楽まで多岐にわたる楽曲を手掛ける上畑正和氏を作曲に迎え、編曲は安定の岩崎元是氏。風が吹きすさぶかのような、爽やかながらもどことなく憂いも秘めた曲調は、藤崎詩織のイメージにふさわしい気品を備えていると言えよう。バックコーラスやドラムス、装飾音の類も細やかな活躍がキラリと光る。

 

作詞はなんと、金月真美さん自らが手掛けている。1番の歌詞を書き起こしてみよう。

あいたいときには目を閉じ 胸のアルバム開く
モノクロームの時が鮮やかに輝く

桜の季節の出会いは ちょっぴりぎこちなくて
挨拶する そんなことでさえ震えた

風か変わるたびに ひとつわかり合って
生まれ始めた 暖かくてかけがえの無い気持ちが

 

思い出をふり返りながら様々な感情に向き合う歌詞は、集大成ともいうべき時期のキャラソンアルバムの楽曲にふさわしい。「風がかわるたびに、変わるものも、変わらないものもある」のはまさに普遍的な心情で、対象を当該コンテンツの関連以外に置き換えても成り立つ。CD版はあえて単調に歌うところがかえって感情を押さえつつという感じが出ていてよい。スーパーライブの生歌は、金月真美さんのお得意のビブラートを十二分に堪能できる点も魅力だ。

 最後になるが、コナミはときメモ26周年の日に風向きをかえるべきだ。2018年末に「5」開発・販売を検討すべきと書いたが1年半が経ってしまった。コロナ禍がスポーツとアミューズメントの両事業を直撃するなか、「ラブプラスEVERY」は1年持たずサービス終了となった。ホームランではなく、堅実なセンター前ヒットを狙い、今こそナンバリングタイトルの続編を、業績回復の号砲にして欲しいところだ。