馬車郎の私邸

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、将棋、プロレス観戦記など「趣味に係るエッセイ・感想・レビュー記事」をお届けします!ある市場関係者のWeb上の私邸

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

進撃の巨人がりぼんに進撃!?北斗の拳なみのカオスに… りぼん2011年3月号感想

もう1年半もりぼんの感想を書いていないので、その節は申し訳ないのですが、まだちゃんとりぼんは読んでます。直近のデータによれば、今やりぼんの部数は24万部だそうで、買わずに漫画喫茶で読むにはしのびない。 久しぶりにりぼん本誌を取り上げるわけです…

「釘宮病とは何か―日本を襲う新たな病理」 日野聡 著、エア新書

釘宮病は不治の病とされており、患者数は日本国内だけでも100万人いると言われ、加速度的に増加している。本書は、いまや日本4大疾病の1つになった感がある釘宮病について、釘宮病に造形の深い声優である日野聡氏が書いた話題作である。 日野聡氏は、釘宮…

『「それはどうかな?」と言えるデュエル哲学』 エド・フェニックス著、エア新書

「それはどうかな?」とは、相手の企む思惑にたいして自身が懐疑的であることを示し、動揺を誘う言葉であり、この言葉を発することにより、心理的に優位に立つことができる。また、この言葉を発する状況とは、相手の思惑の裏をかく対策を行う事ができる状況…

江戸時代の重農主義者、重商主義者

江戸の三大改革といえば、徳川吉宗による享保の改革、松平定信による寛政の改革、水野忠邦による天保の改革である。いずれの改革も、幕府財政の安定のために、とりわけ米に大きな関心を寄せていることに共通点がみられる。たしかに、武士の収入も幕府の財政…

衆愚の選択は常に増税を忌避し、財政の悪化は雪だるまのごとく膨らんできたこと

議会政治の本場、英国議会の権力伸長は、国王が議会による承認なしに新たな課税はできないとするマグナ・カルタの承認に端を発する。国家予算策定には財源が必要であり、財源とは税収である。課税の方法は議会政治の重要なテーマである。 現代の日本において…

増税論議と老人主権

「政治に関与するものにとって、目の前のことに対応することこそがいつも最優先の課題である。財政収入を債務の重荷から解放する課題は、後世に任せる。」アダム・スミスの言うとおりに、日本の歴代政権は、国債の問題を先送りにしてきた。スミスは、国が借…

ミクロ経済学と恋愛のアナロジー

ミクロ経済学の知見に、恋愛とのアナロジーを見出すことが本稿の目的である。まずは、サンクコストと機会費用について考えてみよう。 埋没費用ないしサンクコスト(sunk cost)とは、「事業に投下した資金のうち、事業の撤退・縮小を行ったとしても回収でき…