馬車郎の私邸

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「想い...。」野田順子(as陽ノ下光):荒ぶるギターとドラムスは秘めたる熱情の発露【名曲紹介74】

野田順子(敬称略、以下同)の「想い…」は、「ときめきメモリアル2 Substories vol.3 Memories Ringing On 」の オープニングソング。ゲーム自体はその名の通りサブストーリーなのだが、二人の幼馴染ヒロインである陽ノ下光、麻生華澄に、光の友人である水無月琴子の思いが複雑に絡み合う混沌とシナリオは賛否両論を巻き起こした。つまり、良くも悪くも感情を揺さぶる作品だった。

本ゲームの導入として、「想い…」はプレイヤーの心を揺さぶる尖兵だ。秘めた想いが激しく溢れ出る様を、荒ぶるギターとドラムスが見事に表現しているからである。

 

「想い...。」は、作詞:IGA 作曲:メタルユーキ 編曲:米光 亮の布陣。2のソフト展開の閉幕を飾るとあって、プロデューサーのメタルユーキ氏自らが作曲している。迫力ある重低音サウンドがほぼ全編に渡って続いており、シリアスな本編の雰囲気を十二分に伝えている。

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イメージはこんな感じだ↑
イントロは心が激しく乱れる様をぐわーんと豪快に表現していて、ぐいっと引き込まれる。荒ぶるギター・ドラムスは、秘めたる熱情の発露といえようか。

陽ノ下光は優しく明るいキャラクターであるが、それゆえに彼女自身にとって特別で大切な水無月琴子、麻生華澄の両名の気持ちを考えて心が揺れ動く様は、とても激しい具合となる。野田順子のパワフルなのに憂いを帯びたボーカルは独特だ。光のキャラソンは明るい曲があるが、極めてシリアスな「想い...。」は異彩を放っている。

 

歌詞では1番のサビが秀逸。恋って、そういうもんだ。

傍に居たい ずっと居たい
近づくほど不安になる
傍に居ても あなたの心は
遠くて見えない

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【歌詞全文】

夢をいくつかなえても
何か足りない
震えてるこの想い
今、何か求め 空をさまよう

あの日出会ったときには
気づかなかった
止まらない高鳴りが
今、影を写し 胸を揺さぶる

傍に居たい ずっと居たい
近づくほど不安になる
傍に居ても あなたの心は
遠くて見えない


言葉(もじ)をいくつ並べても
それじゃ足りない
溢れ出すときめきは
今、逃したなら 伝えきれない

触れていたい 触れて欲しい
指先から心までも
踏み込めない あなたの心を
知るのが怖いの

傍に居たい ずっと居たい
近づくほど不安になる
傍に居ると あなたの全てが
見えなくなるの

傍に居たい 触れて欲しい
心だけが空回りね
満たされたい あなたの瞳に
私を映して