馬車郎の私邸

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プロレスリング・ノア「グローバルタッグリーグ’09」最終戦5/6日本武道館

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ゴールデンウィークの最後の日は日本武道館で〆でした。
今年のGWは、なんといってもあれだね、英語の授業を隣の校舎と合同でやったこと。
センターレベルの文法・語法集中特訓だ!
3日間で10人ぐらいでやったんだけど、やっぱり完了形と準動詞が苦手な子が多いね。
あと、空所補充だけでなく、並べ替え英作文も大切だ。
本当に文法がわかってるのかどうか問われる。
知識それ自体も大切だけど、それをどう使うかも大切。
今ぐらいの時期に、ある程度基本を一通りやって苦手なとこをつぶしておくといいね。

他のイベントとしては、塾講師仲間とのたこ焼きパーティだ。
合計で10人くらい集まったんだけど、材料やや買いすぎでたしか240個くらい作ったんだっけ。
なんだかんだで皆で全部食べてしまったけどf^^;
おいしかったです。


第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
橋 誠
菊地 毅

10分7秒
回転地獄五輪パート0

本田 多聞
青木 篤志


青木が菊地に向かって度々挑発的な行動を取る。
逆に菊地は、頭突き、スパイダージャーマンスープレックスやダイビングヘッドバッドなどの得意技を出す。
が、最後は橋が本田のデッドエンドで戦闘不能になり、丸め込まれて3カウントを聞いた。


第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
佐野 巧真○
鈴木 鼓太郎

12分42秒
北斗ボム→片エビ固め

●キース・ウォーカー
リッキー・マルビン


鼓太郎とマルビンの攻防は毎度のことながら圧巻。
最後は、鼓太郎と佐野の連携から、佐野がウォーカーにソバット→ジャーマン→ノーザンライトボムのコンボで決着。
怪力を相変わらず見せてくれた、ウォーカーだが、佐野のソバットを喰らってしまうとピタリと動きが止まってしまった。

第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
KENTA○
石森 太二

6分49秒
go2sleep
→片エビ固め

中嶋 勝彦 
●起田 高志
(ともに健介オフィス)


KENTAの試合の後に度々乱入しては、襲撃を仕掛けた黒覆面。
当初、直下式のブレーンバスターを黒覆面が繰り出したことから,金丸が疑惑の的だったが潔白が証明された。
KENTAは疑心暗鬼にかられ、パートナーの石森に疑いの目を向ける…

やっぱりリング上でも不協和音。
KENTAは石森にタッチをしない。
二人がかりの攻撃を受けるKENTAを見かねた石森が乱入するが、たちまち仲間割れ。
険悪ムードが泊まらない二人だったが、最後は得意技でKENTAがしとめた。

試合後、黒覆面の男がKENTAを襲撃したが、これを石森が救出。
黒覆面は自ら素顔を現した。
その正体はリッキー・マルビンだった。
(小川選手だったらもっと面白かったのに!)
意外や、流暢な日本語で「KENTA、次の挑戦者はオレだよ」と挑戦を表明。
マルビンから取り返したGHCジュニアのベルトをKENTAに差し出す石森だが、KENTAが受け取ろうとしても石森は離さない。
石森もまた、ベルト挑戦に意欲を示したため、挑戦者決定戦が石森とマルビンとで行われることとなった。

第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
金丸 義信
平柳 玄藩●

15分25秒
アンクルホールド

獣神サンダー・ライガー
○金本 浩二
(ともに新日本プロレス)


対抗戦その1.
'悪童'平柳は、金本浩二を'仲本工事'、獣神サンダーライガーを'超神カイザー'と呼び間違えるなど失礼な発言を連発。
見事に死亡フラグを立てていた(笑)
20090506218
NOAHファンは新日の重鎮たちを大歓声で出迎える。
対抗戦ムードはからきし無い。
みんな平柳がどんな制裁を受けるのか楽しみにしているのだf^^;

ライガーは選手コールの際着ていたマントを平柳に投げつけ挑発。
ところが平柳はそれを拾って身につけご満悦。
写真を見ると本当に嬉しそうだ^^
憎めないやつである。

試合前半は平柳が、マスク剥ぎをまじえた攻めでライガーにたいして優勢に試合を運ぶ。
中盤は金本と金丸が正統的なジュニアヘビーの攻防。
終盤、平柳は金本の得意技アンクルホールドを逆に仕掛ける。
場内、歓声。「おおっ、できるのかっ!」という思いと、この後反撃をくらうんだろうな…f^^;」という思いが脳裏をよぎる。

やっぱり、金本とライガーの怒りが最後に炸裂した。
金本は平柳を雪崩式のフロントスープレックスで投げ捨て、ファルコンアロー、タイガースープレックス、側頭部キックなど得意技のラッシュで容赦なく攻め立てる。
さらにライガーは掌打で援護し、金本がムーンサルトプレスを決めるが、平柳がよく粘り、カウント2.

しかし、本家本元、金本のアンクルホールドで勝負は決着を見た。
試合後には小競り合い。
新日のベスト・オブ・スーパージュニアに出場する予定の、青木、菊地が詰め寄った。

第5試合 タッグマッチ 30分1本勝負
小橋 建太○
伊藤 旭彦

17分2秒
剛腕ラリアット
→体固め

天山 広吉
●岡田かずちか
(ともに新日本プロレス)
20090506214

小橋と天山がついに相まみえる!
チョップ対決は剛腕小橋が優勢だった。
天山の胸があっという間に真っ赤にはれ上がる…
また、岡田かずちかはやられるとわかっていても、小橋に向かっていく心意気が良かった。
やっぱり、チョップ一発でなぎ倒されてしまうが…
前日の対抗戦では、タックルを本格的なアマレス技術をもつ杉浦に放ったが、赤ん坊扱い。
また、青木にまで、軽々とタックルをいなされる場面があったので技術はまだまだのようです。

なんにせよ、小橋と天山の対決を見れるのは嬉しい限りです。
試合は、小橋は一撃必殺の剛腕ラリアットで岡田を料理。
伊藤のがんばりも光るなかなかの試合でした。


第6試合 グローバル・タッグリーグ戦公式戦 30分1本勝負
[1勝6敗=2点]
田上 明
井上 雅央●

10分56秒
アイアンボム
→片エビ固め

[3勝3敗1分=7点]
ディーロ・ブラウン
○ブキャナン


休憩明けに、会場内に設置された3つのビジョンによってこれまでの戦況や得点状況を伝えるVTRが流される。
おお、これはわかりやすい。

試合は、まあ、大方の予想通り。
マサオワールドは抑え目で、よくがんばったけどね。
田上はさすがにお年かしら。
でも、顔面ハイキックのとき足があんなに上がるなんてすげえよ。
相手は2メートルくらいある大男なんだから。よく届くな…

第7試合 グローバル・タッグリーグ戦公式戦 30分1本勝負
[3勝4敗=6点]
秋山 準○
谷口 周平

5分0秒
変形横入り式回転エビ固め

[3勝2敗2分=8点]
力皇 猛
●モハメド ヨネ


力皇とヨネは先に入場した谷口を痛めつけた後、秋山に照準を絞る。
短期決戦を迫るつもりだ。
ヨネがラリアット、ローリングサンダー、ダイビングギロチンドロップなど早くも大技攻勢。
秋山もエクスプロイダーなどで反撃を試みるが、力皇も加勢に加わる。
力皇のパワーボム、ヨネのダイビングギロチンドロップを立て続けに喰らってあわや3カウントか!?という窮地に立たされた秋山。
しかし、一瞬の早業で丸め込み。

優勝の可能性が遠のいた力皇とヨネは、試合後も秋山たちを痛めつける。
そして、まさかの小橋登場!
力皇とヨネを一蹴した。
小橋と握手した秋山は、「ヨネ、リキ! 小橋さんと行くぞ。知らないからな」と合体を宣言。
場内は大歓声だ。
10年ぶりのタッグがまさか再び見れるとは、今後の抗争が楽しみだ。

第8試合 グローバル・タッグリーグ戦公式戦 30分1本勝負
[4勝3敗=8点]
バイソン・スミス
齋藤 彰俊


18分47秒
オリンピック予選スラム
→片エビ固め

[3勝2敗2分=8点]
高山 善廣
(高山堂)

杉浦 貴


昨年度のグローバルタッグリーグの覇者にして、GHCタッグチャンピオンのバイソン&齋藤組。
最初2連敗したものの、その後は連勝街道まっしぐら。
無敗の三沢&潮崎組に黒星をつけるなど(バイソンが雪崩式バイソンテニエルで三沢から)、やはり王者の強さと、国を越えた友情は健在といえよう。

一方、三冠王者となった高山に、新日本に殴り込みをかける熱き中年杉浦のタッグも実力はある。
やはりこちらも、三沢&潮崎組を倒している。
(杉浦がオリンピック予選スラムで潮崎から)

4人の中年たちによる、激しき四重奏は、この大会きっての好カードだ。

大男の高山とバイソンがド迫力のパワー合戦をすれば、杉浦と齋藤も激しい打撃戦を展開。
中盤、バイソンは杉浦をラリアットでなぎ倒し、合体式のバックドロップから齋藤がバックドロップ、ラリアットと追い込む。
バイソンが高山を排除し、齋藤が杉浦をジャーマンで投げ、ダブルインパクトを決めるが、これでも杉浦は立ち上がる。

この中で身長も体重も小さい杉浦が驚異的な粘りを見せると、高山が救出に入り、
高山組は合体のバックドロップで齋藤を投げると、杉浦がジャーマン、フルネルソンスープレックスと得意の投げ技を連発。

杉浦のアンクルホールドを齋藤はよく耐え、バイソンがカットに入る。
しかし、そのバイソンに杉浦がジャーマンスープレックス、高山がエベレストジャーマンと強力な攻撃を連続で叩き込むと、さしもの巨漢バイソンもダウン。

齋藤は合体のニーリフトなどの攻撃を受けてもなお、粘りを見せるが、杉浦のジャーマンや打撃、そして必殺技のオリンピック予選スラムを喰らっては、3カウントもやむなし。

すさまじく熱い、素晴らしい試合でした!!!


第9試合 グローバル・タッグリーグ戦公式戦 30分1本勝負
[4勝2敗1分=9点]
三沢 光晴
潮崎 豪○

22分53秒
豪腕ラリアット
→片エビ固め

[3勝2敗2分=8点]
佐々木 健介
(健介オフィス)
●森嶋 猛


三沢・潮崎組は勝てば優勝。
決勝の相手は、恐るべき強敵、健介・森嶋組。
このタッグ自体がもう反則だろ(笑)

どっちが勝っても不思議は無いこの試合。
主役は完全に潮崎でした。
三沢さんは試練のつもりなのか、潮崎がボコボコにされてもまったくカットにいかない。
勝てば優勝にも関わらず、本当に助けに行かない。
カットに入ったのは確か2回だけだ。
つまりノーザンライトボムやダブルインパクトを潮崎がくらいそうになったときぐらいである。

昔も似たようなことはありました。
世界タッグの決勝戦で、三沢さんが秋山と組んでいたとき。
入れる状況で入らなかった。
田上が強烈なキックを秋山に食らわせたとき、三沢さんはカットに入らず、秋山はそのままフォール負け…
とはいえ、それ以外はカットに入っていたが。

しかし、今回は三沢さんももう若くないし、今回はとにかくとことん助けに行かなかった。
これ以上ない試練だ。
苛烈きわまる攻撃を耐えて耐えて耐え抜き、見事優勝の栄冠を手にしたのです。
「もうダメか…」という光景は何度もありましたが、それでも不屈の闘志で立ち上がった潮崎選手は見事としか言いようが無い。

潮崎の戦いをざっと振り返ると、森嶋と健介の打撃をくらいまくり、かついったい何発ラリアットをくらったのやら…
反撃はほぼ散発的で、ずっとローンバトルでした。
また、体重150キロの森嶋はまさに人間凶器。
それを健介はコーナーポストからダウンした潮崎に2回にわたって投げつけるという、あまりにも恐ろしい攻撃を敢行。
特に2回目は、潮崎の顔面に入ったように見え、場内は歓声ではなく、戦慄のどよめきや悲鳴に似た歓声が起こった。

立ち上がる悲壮な潮崎を応援する声を尻目に、とどめとばかりに健介はラリアットを連発!
なおも潮崎は立ち上がる。
ならばと健介はストラングルホールドで潮崎を捕獲。
しかし、三沢は助けに入らない、黙って様子を伺っている。
やがて自力で潮崎は脱出したが、瀕死の様相を呈していた。

森嶋につかまる潮崎だが、反撃ののろしは、ジャーマンスープレックス。
150キロの森嶋をきっちり投げたのだ。
ここから連携攻撃が始まる。
潮崎が袈裟斬りチョップ、三沢がエルボー、
そしてローリング袈裟斬りチョップとワンツーエルボー、
さらにトラースキックとランニングエルボーの合体技!

カットに入った健介を場外に追い出した後、
三沢のフロッグスプラッシュと、潮崎の小橋直伝ムーンサルトプレスが続けざまに炸裂!
ムーンサルトの高さが尋常ではなかったため、場内の歓声はすさまじいどよめき。

だがこれを返した森嶋が潮崎に強力なバックドロップ。
さらにラリアットで追撃!
潮崎はそれでも立ち上がり、森嶋を持ち上げてゴーフラッシャーの一撃を叩き込む!
三沢と二人で森嶋を抱え上げ、エメラルドフロウジョンとゴーフラッシャーの合体技は、健介のカットが入り、森嶋をしとめるにはいたらなかった。

三沢が健介を場外に蹴散らす間に、潮崎は再びムーンサルト!(これまた高い)
意地で返す森嶋に、潮崎は豪腕ラリアットを1発、倒れない。
2発目!それでも倒れない。
森嶋のラリアットをかわして放った、3発目が勝負を決めた。

壮絶な潮崎の死闘を武道館の観客は目の当たりにしたのだが、多くのお客さんが生で三沢社長の試合を見るのがこれで最後になってしまったのは、なんとも哀しい限りである。
自分もその一人だ。まさかお亡くなりになるとは思わなかった。
人生最期のときまで戦い抜くのは、ある意味立派な生涯とも言えるだろう。
まさに殉職である。

あのエルボーは二度と見ることが出来ない。
しかし、悲しむばかりではなく、各人が今出来ることをしっかりやることが大切だ。
三沢さんが、人生を戦い抜いたように。

「時間は取り戻せない。私は後悔したくない。」
三沢さん著書『理想主義者』




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