馬車郎の私邸

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第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
KENTA●   vs○青木 篤志
伊藤 旭彦     ボビー・フィッシュ

16分34秒 腕ひしぎ逆十字固め→レフェリーストップ


アルバイトの後に行ったので、第3試合から。
後楽園ホールはすさまじい盛り上がり。
一体何事かと席に行かずに立って見ていると、
青木があの手この手でKENTAを追い込んでいる。
ボビーの援護もあって伊藤はなかなかKENTAを助けに行けず。
あらゆる体制から腕を狙う青木。
KENTAはGo2sleepを敢行するも、それさえも青木の腕殺しのために逆用されてしまう。
ジャーマンスープレックスをかけられてすぐに、青木は変型腕ひしぎ。
右腕も動かせない状態で、左腕を極められ、
耐えるKENTAだったが、ついに浅子トレーナーが危険と判断。
レフェリーストップとなった。
爆発的な盛り上がり。すさまじい歓声に耳が痛くなった。
これで、青木が本当にKENTAからベルトを奪うことも現実味を帯びてきた。



第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
潮崎 豪     vs小橋 建太
杉浦 貴       秋山 準
谷口 周平○    ●石森 太二

19分16秒 変形原爆固め


非情に豪華な面子が第4試合に集結。
というか、ちょっと待て。
石森だけジュニアヘビーだろ、おいw
ジュニアといえども、ヘビーに混じって試合するのが
NOAHらしいといえばらしいが…

序盤の打撃戦を経て、案の定石森がつかまる。
しかし、これを何とか切り抜け、小橋と潮崎の師弟対決が実現。
水平チョップ合戦を繰り広げると、さらにローリングクレイドル。懐かしい技だ。
潮崎ジャーマン→フィッシャーマンズスープレックスで反攻。
さらに豪腕ラリアット、ムーンサルトプレス。
武道館で初めてムーンサルトを見たときもすごい高さだったが、
ここは後楽園ホール。近さが違う。
素晴らしすぎる。
攻勢を続ける潮崎はゴーフラッシャーを完璧な形で炸裂。
秋山のカットがなければ、どうなっていたんだろう…?

ならばと、潮崎が小橋の得意なハーフネルソンを狙う。
そこに石森が降ってきた!
いや、降って来たとしか言いようが無かった。
おそらくスワンダイブ式のミサイルキックであろう。
援護を得た小橋は本家本元ハーフネルソンスープレックス、
続けて剛腕ラリアットを決めるが、これは谷口が阻止。

かわった杉浦と秋山も激しいぶつかり合い。
キックとニーを打ち合いまくる。
二人ともすげえ声だ。

石森と谷口の戦いは、身軽な動きで石森が谷口を翻弄。
しかし、ジャーマンスープレックスから、空中で持ち替えてすさまじい高さから落とす変型ジャーマンを喰らっては、さしもの石森もどうしようもない。
恐ろしい技だ…
ヘビー級にかけることは難しそうだが、ジュニア戦士なら一撃で葬ることができるだろう。

そしてなんと、私服姿の高山が現れ、リング上の小橋の元に歩み寄ると、ガッチリと握手。三沢さんの追悼興行となる9.27武道館大会へ向け共闘を誓い合った。




第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
バイソン・スミス● vs○佐々木健介

13分29秒 北斗ボム→体固め


齊藤・バイソン組と森嶋・健介組の前哨戦。
バイソンのパワー殺法が炸裂し、徹底的に場外で健介は痛めつけられる。
健介があんなにフラフラになるのは珍しい。
しかし途中から健介は得意技をたたみかけて逆襲に転じる。
逆水平チョップにラリアットを連発し、逆一本背負い、トルネードボム、ストラングルホールドで勝勢へ。
雪崩式パワーボムが決まり最後は、ノーザンライトボムで締めくくった。
バイソンは反撃が単発的で、いまひとつ主導権を握れず終ってしまった印象。
序盤追い込んでいただけに惜しい。



第6試合 シングルマッチ 30分1本勝負
齋藤 彰俊○  vs●森嶋 猛

12分07秒 スイクルデス→片エビ固め


自らの繰り出したバックドロップで三沢さんは帰らぬ人となったことに気を病んでいる齊藤選手。
対戦相手はバックドロップをフィニッシュホールドにしている森嶋猛。
果たして、齊藤はバックドロップを出せるか注目が集まる。
序盤は、気迫がみなぎった二人が、タックルやラリアットで激しいぶつかり合い。
森嶋が150キロの巨漢であることは言うまでもないが、
齊藤も40台とは思えないほどの肉体とパワーの持ち主。
生で見るとすさまじい迫力。

森嶋の重厚な攻めに反撃する齊藤は得意の蹴りを連発。
また150キロある森嶋をジャーマンスープレックスで投げきった。
しかし再び、ラリアットやボディープレスなどで森嶋は齊藤を追い込む。
森嶋はバックドロップをも繰り出すが、これに耐えた齊藤は、再びジャーマンスープレックスでブン投げた。
さらにショートレンジラリアット(デスパニッシュ)から、得意の延髄斬り(スイクルデス)で森嶋を追い込むが、それでも森嶋は粘る。

悲壮な形相で、天を見上げる齊藤。
決意を固めてバックドロップは今放たれた!!
そしてあらためて、自身のスイクルデスで森嶋を轟沈。
マイクを手に取り、バックドロップを使ったことを謝罪するが、
観客は皆、齊藤選手がいかに苦しんだかを知っている。
拍手と大声援で退場する齊藤は見送られた。




第7試合 GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]
金丸 義信     vs中嶋 勝彦
鈴木 鼓太郎○    ●宮原 健斗
24分31秒 
タイガードライバー→エビ固め
※第10代王者組は4度目の防衛に成功

動画はこのリンクから。

ジュニアタッグリーグでは見事優勝を遂げた王者組。
KENTA、石森を破り、決勝では青木篤志、飯伏幸太組を破る圧倒的な安定感。
クレバーでダーティーでオーソドックスな万能タッグの王者組はもはや無敵に思われた。しかし、リーグ戦で仕留め損なった組が唯一つ。
最も若い中嶋・宮原組だった。引き分けたのだ。
二人とも20歳そこそこだけに、互いに三十路の円熟タッグがどう迎え撃つか。

序盤は、中嶋・宮原組が王者組を巧みに分断。
しかし、情勢は一変。
場外のマットが無いところで鼓太郎は宮原にボディスラム!
「ブレーンバスター!!」と叫ぶ金丸が通路で、宮原の腰を強打させ、場内悲鳴。
そのうえ、リングサイド席に向けて投げ飛ばす。
リングでも、金丸はショルダースルー、鼓太郎はシュミット式バックブリーカーで宮原の腰を痛めつける。
強力なエルボーのあと、トップロープから顔面にヒザを押し当てながらマットに叩きつける荒技をくらい、宮原の苦闘は続く。
金丸がさらに、逆エビ固め、キャメルクラッチで腰にダメージを与え続ける。
鼓太郎もボディスラムから弓矢固め。
王者組の蹂躙に我慢のならない中嶋が介入。

開放された宮原に代わり、中嶋が得意の蹴りを乱発。
ツームストンパイルドライバーのあと、さらにけりで追撃するが、金丸が何かの拍子に左耳のあたりから大量の流血。
場内騒然とするがそれでも金丸は戦い続ける。
おびただしい出血ながら、金丸は雪崩式ディープインパクトで逆襲。
連携攻撃のなかでは、恒例の奇声を発してのボディープレス。

しかし宮原が金丸にノーザンライトスープレックス。
中嶋は鼓太郎に三角跳びの延髄斬りで反撃。
さらには、急角度のバックドロップ、垂直落下式ブレーンバスターで追撃。
デスロールをかわしてラリアットで中嶋をダウンさせた鼓太郎だが、
コーナーに金丸の姿は無い。激しい出血で場外でダウンしていたのだ。

代わった宮原が打撃の後にノーザンライトスープレックス。
三角締めで鼓太郎にギブアップをせまる。
金丸が救援に駆けつけるが、宮原がアームロックで捕獲。
王者組はこのピンチをなんとかクリア。
しかし金丸が場外へと排除され、鼓太郎はダブルインパクト式で真っ逆さまにすさまじい高さから転落。

あわやと思われたが、金丸が救出に入る。
金丸が宮原を蟹バサミで倒し、鼓太郎がブーメランキック、さらに金丸がバックドロップ。
宮原は場外へエスケープし、中に入ってきた中嶋と鼓太郎はエルボー合戦。
さらに中嶋の蹴りをかいくぐった鼓太郎はその勢いで、場外の宮原へエルボー・スイシーダ!
場内では金丸と宮原が垂直落下式ブレーンバスターを狙いあう。
結局金丸がドラゴンスクリューを決めた。

ダブルインパクト式の掌底から、ジャーマンを宮原にかける鼓太郎。
宮原は中嶋のアシストを得て、186センチの長身を生かしたすばらしい高角度のジャーマンを鼓太郎にお返し。
だが、鼓太郎はローリングエルボーで中嶋をダウンさせ、金丸が垂直落下式ブレーンバスターからフェースロックで拘束。
鼓太郎は、ワンツーエルボー、ローリングエルボーで宮原に追い討ち。
そして、とどめは自身の上半身が反り返るほどの高さから、落下させるタイガードライバーがばっちり決まり3カウント。
ジュニアタッグリーグの優勝もこれで決めたが、師匠の三沢さんの得意技が見事によみがえっている。

4度目の防衛に成功し、貫禄の王者組は、次の対戦相手に邪道・外道組を指名。
デビューから20年もずっとタッグを組んでいる相手だけに激闘は必至だ!
10月3日 GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合 (王者組)金丸義信、鈴木鼓太郎vs(挑戦者組)邪道、外道