馬車郎の私邸

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、将棋、プロレス観戦記など「趣味に係るエッセイ・感想・レビュー記事」をお届けします!ある市場関係者のWeb上の私邸

【観戦記】プロレスリング・ノア 2019/1/6、2/1、2/24、3/10、3/29、5/4後楽園ホール #noah_ghc

えっと、…2019年上半期のノア観戦記を全然書いてなかったので、こっちも書いておきます!今日の大阪大会と11月の両国大会を見据えてさっくり振り返っちゃいましょう!
観戦記:
19/6/9 プロレスリング・ノア:三沢光晴メモリアル2019 in TOKYO /GLOBAL Jr. TAG LEAGUE 
19/9/9 プロレスリング・ノア:N-1 VICTORY  

2019年1月6日(日) Navig. For The Future 2019 後楽園ホール
1577人(超満員)

GHCタッグ選手権試合60分1本勝負
(第47代選手権者)
○マイバッハ谷口、火野裕士vs 中嶋勝彦、×潮崎 豪
19分00秒 マイバッハボムツヴァイ → 体固め
第47代選手権者が初防衛に成功

18/12/16大会のリターンマッチ。中嶋、潮崎組のリベンジなるかと思いきや、意外にもパワー負けで押し切られてしまい、意外な2連敗。中嶋、潮崎の強さはわかってるんだけど、谷口、火野組が意外にハマッているのが面白い。気は優しくて力持ちな感じが案外似ているかもしれない。

GHCヘビー級選手権試合60分1本勝負
(第32代選手権者)○清宮海斗vs(挑戦者)×拳 王
25分06秒タイガースープレックスホールド
第32代選手権者が初防衛に成功

前年の同日、立場を入れ替えてのGHCタイトルマッチ。内容面では、拳王の先手を打っての立ち回りが奏功し、清宮の完封勝ち。フットスタンプなど上級技を出させずの勝利は、チャンピオンとしての懐の深さは感じられない(デビュー3年でそこまでだったらむしろ恐ろしすぎる)けれども、初防衛戦としては十分に及第点でしょう。

2019年2月1日(金) Navig. For The Future 2019
後楽園ホール1071人
GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合60分1本勝負

(第35代選手権者)
大原はじめ、熊野 準 vs 岩崎孝樹、石井慧介(ガンバレ☆プロレス)
14分59秒アルゼンチンバックブリーカー
第35代選手権者が初防衛に成功

バックブリーカーズが悲願の初ベルトから初防衛戦。危なげなく、アルゼンチン・バックブリーカーとムイビエンの競演で勝利。ベテラン勢とラーテルズが充実するなか、この2人がどこまで引っ掻き回せるかが、ノアジュニアのさらなる盛り上がりの充実には不可欠だ。

丸藤正道復帰戦30分1本勝負
丸藤正道、杉浦 貴、×齋藤彰俊VS中嶋勝彦、潮崎豪、○小峠篤司
12分11秒革命式キドクラッチ

足の負傷からスピード復帰した丸藤の復帰戦ながら、小峠が技あり一本。ヘビーではなかなか得意のキルスイッチが決められない一方、丸め込みの技には磨きがかかったのかもしれない。

GHCタッグ選手権試合60分1本勝負
(第47代選手権者)
×マイバッハ谷口、火野裕士 vsモハメド ヨネ、○クワイエット・ストーム
18分42秒
ファンキーバスターボム → 片エビ固め
モハメド ヨネ&クワイエット・ストーム組が第48代選手権者となる。

谷口、火野組の進撃を阻んだのはヨネ、ストーム組。ストームは火野と因縁を持っていたが、連携の上手さと経験で、タッグワークの勝利の印象。陽気な賑やかしのチームとしてだけでなく、ヘビー戦線を盛り上げる熟練のチームに仕上がってきたように思います。

GHCヘビー級選手権試合60分1本勝負
(第32代選手権者)
○清宮海斗vs ×マサ北宮
29分34秒タイガースープレックスホールド
第32代選手権者が2度目の防衛に成功。

対拳王戦と違ったのは、北宮が清宮の動きの甘さや隙を徹底的に突いてきた点。清宮の課題として、間の読み方はうまい一方で、直接的な攻防とはまた違った点で動きがまだまだ洗練されてはいない点があります(相手の周りをぐるぐる回る方になってしまう、とか)

得意の肉弾戦に持ち込まれて、拳王とはまた違った戦いに苦戦したものの、これを受け止めてなんとか勝利。互いのフィニッシュがどちらも投げ技だけに、勝負どころを心得て、うまい具合に競り勝った印象でした。

2019年2月24日(日) Navig. For The Progress 2019
後楽園ホール1182人

第2試合GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合60分1本勝負
(第35代選手権者)
大原はじめ、×熊野 準 vs 小川良成 、○鈴木鼓太郎14分46秒
タイガードライバー → エビ固め
小川良成&鈴木鼓太郎組が第36代選手権者となる

熊野の2人の師匠越えを見たいところでしたが、なかなか人生すんなりいきません。小川、鼓太郎組のジュニアタッグ戴冠というこれまた肯定的な意味で夢みたいな展開です。この先のノアジュニア勢との防衛戦が実に楽しみです。

第3試合シングルマッチ30分1本勝負
×マサ北宮vs○ エディ・エドワーズ
(Impact Wrestling)
8分13秒ボストンニーパーティー → 片エビ固め

短い時間ながら見ごたえある濃密な攻防。エディが昔のノアファンに懐かしくなるような技を交えながら怒涛の攻めで勝利。エディはたまに帰って来て、ヘビーをかき回す役割を担ってほしいな。ここは第2のホームリングなのだから。

第4試合
杉浦軍(ダークエージェント)vsフーリガンズ 10人タッグイリミネーションマッチ 時間無制限
杉浦貴&齋藤彰俊&井上雅央&稲村愛輝&岡田欣也
vs
マイバッハ谷口&火野裕士&長井満也&KAZMA SAKAMOTO&コーディ・ホール
谷口(1分03秒 ラリアット→片エビ固め)岡田
稲村(5分38秒 オーバーザ・トップロープ)火野、齋藤
井上(11分22秒 オーバーザ・トップロープ)コーディ
稲村(15分17秒 オーバーザ・トップロープ)長井
KAZMA(15分32秒 トラースキック→片エビ固め)稲村
KAZMA(19分35秒 トラースキック→片エビ固め)井上
杉浦(22分11秒 フランケンシュタイナー→片エビ固め)谷口
杉浦(23分52秒オリンピック予選スラム → 体固め)KAZMA
杉浦貴が一人残り杉浦軍が勝利。フーリガンズ解散。

イリミネーションマッチの面白さは思わぬ伏兵が活躍できるところ。デビュー1年の稲村が斎藤ごと火野を場外へ落とす活躍ぶり。井上雅央も狡猾に巨漢コーディを落としてみせた。KAZMA SAKAMOTOも奮闘するが、最後は杉浦の五輪予選弾の軍門に下る。しかし、試合後もその闘志は衰えず、杉浦にシングルを直訴。横浜大会ではフロントネックロックでレフェリーストップとなったが、杉浦に認められ、継続参戦の足がかりのチャンスを見事に掴みました。


第5試合タッグマッチ30分1本勝負
×清宮海斗、原田大輔vs ○丸藤正道、田中稔
19分52秒パーフェクトキーロック

丸藤が徹底した足攻めを展開し、清宮を古典技を進化させた新技の餌食に。非常なまでの足殺しと、見事な複合関節技に捉える様には唸らされました。温故知新とはこのことで、ベテランとなった丸藤の新たな境地がこれからも楽しみです。

GHCタッグ選手権試合60分1本勝負
(第48代選手権者)
モハメド ヨネ、×クワイエット・ストームvs ○中嶋勝彦、潮崎 豪
19分59秒ヴァーティカルスパイク → エビ固め
中嶋勝彦&潮崎豪組が第49代選手権者となる。

谷口・火野組には振るわなかった一方で、中嶋と潮崎が本格的にタッグチームとして練られてきたのか、タッグチャンピオンに返り咲き。本来はもっとシングル王座をめぐって争うべき二人ですが、意外にもタッグとして魅力が出てきたのが、またプロレスの面白さ。実は年齢は違うけどキャリアとしては同期組の二人で、これからの防衛ロードがさてどうなるか。

3/10ザ・リーヴpresents GREAT VOYAGE 2019 in YOKOHAMA 2466人

第5試合 GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合
○小川・鼓太郎vs×HAYATA、YO-HEY
11分36秒 足4の字固め
※第36代王者が初防衛に成功

小川・鼓太郎のHAYATAへのエグい膝攻め。花道でのニークラッシャー、ストンピングの雨、鉄柱攻撃、スピニングレッグロック、ドラゴンスクリュー等…お手本のような一点集中攻撃。タダスケがところどころ援護に入るもの、片方のパートナーが排除に動き、HAYATAがほぼローンバトルの展開で思うツボ。最後は鼓太郎のわざと片足だけロックしたブルーデスティニー、最後は小川が変形逆片エビからデストロイヤーに捧ぐ足4の字固めでHAYATAを仕留め、円熟のコンビが難なく料理。

第6試合 GHCジュニア・ヘビー級選手権試合
×原田大輔vs○田中稔
21分36秒 FIRE BALLスプラッシュ→片エビ固め
※第38代王者が二度目の防衛に失敗。田中稔が第39代王者となる。

1年ほど継続参戦ですっかりノアジュニアの一員と化した稔が、原田との注目の一戦。序盤からハイスパーな展開。かなり序盤で原田がエプロンでデスバレーボムを炸裂するなど、普段とは違った大技で攻勢をかける。一方、田中は得意なハイキックに加え、投げっぱなしジャーマン、ドラゴン、タイガー・ドラゴン合体型(健介が昔やってたね)の猛攻。

中盤では、コーナー上も攻防の舞台に。原田が雪崩式みちのくドライバー、田中が雪崩式リストクラッチフィッシャーマンバスター、ダイビングフットスタンプ、厳しい手数の攻撃と大技!ここから、稔が原田のすさまじい攻撃の数々を受ける絶体絶命の展開。

原田の高角度みちのくドライバー2発、みぞおちをえぐるエルボー2発、胸板を突き刺すエルボーも浴び、随所で襲い来るニーアッパー、片山ジャーマンも被弾するが、これをなんとキックアウト!稔は反撃の延髄斬り、顔面蹴りで活路を開き、満身創痍ながら、雪崩式ブレーンバスタースラム、続けてのファイヤーボールスプラッシュ投下で悲願の戴冠!

第7試合 GHCタッグ選手権試合
○中嶋、潮崎vs×北宮、エディ・エドワーズ
21分0秒 ヴァーティカルスパイク→片エビ固め
※第49代選手権者チームが初防衛に成功。

潮崎対エディは基本技の攻防から、エディがトペ2連発。潮崎とのチョップ合戦で2人とも胸板が真っ赤に腫れ上がる。雪崩式フランケン不発からコーナーの潮崎が無理やり抱え上げ、雪崩式ボディスラム!しかし、エディにさらに執拗な中嶋の蹴りが待ち受けていた…

前から潮崎のチョップ、後ろから中嶋の蹴りが襲い来る地獄としか言いようがない光景の後、潮崎がフィッシャーマンバスターに抱え上げた瞬間中嶋が顔面ローリングソバットを食らわせて落とす、悪魔のような新型の連携技を披露。場内は悲鳴!

さらには中嶋と潮崎の打撃、肉弾がエディ、北宮を襲い続けるが、北宮が反撃。両膝式ニークラッシャー、ドラゴンスクリュー、スピア、背後から日大式タックル、監獄固め。しかし潮崎がラリアットで反撃。

北宮が盛り返し、エディのタイガードライバーを挟み、中嶋に対してサイトースープレックス2連発!これは潮崎がカット!その後、花道ではエディが自らの脳天をしたたか打ちつけながらも潮崎にフランケンシュタイナーを繰り出して相打ち!中嶋が北宮にハイキックから前後から蹴りまくり、さらにPK、ヴァーティカル・スパイク!壮絶な戦いを制しました。

第8試合 GHCヘビー級選手権試合
○清宮海斗VS×丸藤正道
32分28秒 タイガースープレックスホールド
※第32代選手権者が3度目の防衛に成功。

前年のグローバルリーグ戦では、丸藤の負傷欠場により決勝での激突は幻となったが、これ以上ない難敵として、若き王者の前に立ちはだかる…序盤は緊張感あるバックの取り合い、巻き投げ、ヘッドシザース、ロープワークから、力比べ…からブリッジ、初代タイガー対スティーブ・ライトみたいな攻防でブリッジから起き上がる清宮!心身ともに充実しているようで、全く気圧されてはいない。

しかし打撃戦から、丸藤が鉄柱でアームブリーカー、鉄柵攻撃連発!腕攻めから清宮はドロップキックで反撃も、三沢式フェイントの瞬間、膝へのドロップキックを被弾、鉄柵攻撃、清宮がエルボーで反撃も、丸藤が巧みにヒールホールド。前哨戦で破壊した腕と足に照準。打撃戦を交え、清宮がブレーンバスター、ジャンピングエルボー2発からミサイルキック。

猪木式アームブリーカー、ダブルリストロック、背後からのトラースキックを受けるも清宮はパワースラム。清宮ドロップキックを虎王で撃墜、清宮がエプロンでリバーススープレックス。三沢式フェイントをフェイントにしたスライディングキック、トペコンヒーロ、リングでジャーマン!

虎王を食らうも、不知火・改にはいかせず、雪崩式リバースDDTで清宮は反撃。ドロップキックからタイガースープレックスを狙うも、その場跳び不知火、トラースキック、正調不知火、腕ロック式後頭部虎王と息もつかせぬ追撃が襲う。だが、辛くも清宮がノーザンライトボムに切り返す。

打撃戦。どちらも耐える。トラースキックとドロップキックを打ち合ったのち、不知火をフェイスロックへ。さらにチキンウィングから投げ、さらに投げ捨てタイガー。しかしスタンディングからキーロック、リバースになんとか抗うも、リバース式に捕獲された!

辛くもロープに逃れ、30分経過。背後からトラースキックが2発決まるが、虎を王なんとかかわして上手く切り返しデスバレーボム!ドロップキックでダウンさせ、うつ伏せの丸藤の後頭部に豪快ににあびせ蹴り!とどめのタイガースープレックスホールドで清宮が見事に勝利!

杉浦、拳王、北宮に続き、丸藤まで破ってみせたのは、まさしく清宮はホンモノだ。試合のペースは相手の土俵に乗ってる面もまだまだあるけれども、キャリアを考えれば仕方ない。会社にプッシュされていると言われようが何を言われようが、どんどん相手のいいところを吸収して、新日本オカダ・カズチカのように若きチャンピオン・エースとして健やかに育ってほしい。

2019年03月29日(金)
Spring Navig. 2019観衆:865人
平日の後楽園"も"ちゃんと満員で埋めることが課題の一つかもしれない。

第1試合:× 大原、熊野vs○原田、タダスケ、
11分07秒 片山ジャーマンスープレックスホールド
原田、熊野がグラウンド、腕の取り合いから、腹筋・背筋力を互いに見せつけ合う。一転、タダスケ、原田がラフファイトも交え、大原に対して攻勢に。しかし、大原がラリアットに来たタダスケを風車式バックブリーカーに捉え迎撃!

熊野対タダスケの豪快なパワー対決。熊野が原田にラリアット炸裂の流れ受け、それぞれサイドバスター、ストレッチボム、チョークスラム式のバックブリーカーからムイビエンで捕獲。しかし、タダスケが救出に。

大原がローンバトルで合体式ニーアッパー、タダスケのラリアット挟み、牛殺しまで受けてしまう。大原はムイビエンクラッチや張り手乱打で反撃も、鳩尾エルボー、再びニーアッパーを喰らい、片山ジャーマンに万事休す。オープニングマッチにふさわしい熱い試合!またこの組み合わせでジュニアタッグのタイトルマッチも見てみたい。

第2試合 ○斎藤・井上VS長井・×岡田 10分49秒 スイクルデス → 片エビ固め
ベテラン勢に放り込まれた岡田。首投げ、ドロップキック、胸板エルボーなどで気迫を見せる。が、エルボー、ローキック、鉄柵攻撃などで苦しい時間が続く。長井は投げ技・蹴り技を多数放ち、元気!

長井が齋藤をストレッチプラムに捉えるなか、岡田の熱い要請に応えタッチ。 岡田がラッシュでサイドスープレックスで二度目は齋藤を投げ切ったが、強烈なラリアット被弾。チョークスラムは自力で返すも、伝家の宝刀スイクルデスの前に轟沈。フィニッシュホールドを出させてみせた。

第3試合 谷口、×宮脇対KAZMA、○杉浦
11分32秒 オリンピック予選スラム → 体固め

谷口、宮脇の奇襲スタート!宮脇と杉浦が腕関節を巡る攻防から、一転場外戦へ。さらにカズマと杉浦がスムーズなタッチワークで打撃主体に宮脇をいたぶる。カズマがショルダースルーからスリーパー、しかし宮脇もミサイルキックで反撃し、谷口にタッチ。

カズマがエルボー、チョップ、飛び膝蹴り、谷口はヘッドバット、チョークスラムで応戦。谷口対杉浦の凄まじい打撃戦から、宮脇が飛び技交えて攻勢に、網打ち原爆不発に終わり、カウンターのキチンシンクを被弾!

その後も 宮脇は腕ひしぎ逆十字、切り返しでの回転エビ固めなどで反撃の糸口を探るが、五輪予選スラムの前に3カウントを聞いた。宮脇、毎試合良くなってるね!投げ・極め・飛び、バランス良く成長中!

・谷口、久々に喋る「カズマ、タッグリーグでぶっ潰してやるぞ、オラァッ!」。さらにセキチュー埼玉上尾店、激落ちくんレック社のコラボレーショングッズと大会が発表され、ユニークな試みに観客席から歓迎の雰囲気も。

第4試合 ×稲村、北宮、望月対ストーム、○ヨネ、丸藤
17分11秒 ファンキーバスターボム → 片エビ固め

:望月の入場曲は、あしたのジョー!?昔テレビ埼玉の再放送で見てたなぁ。望月対ヨネで開戦、バトラーツつながりかのマッチアップか。北宮対ストームはど迫力肉弾戦を展開!稲村対ストームの逆水平の応酬、ストームはフェースクラッシャー、ヨネと連携攻撃と、それぞれが持ち味を発揮。

稲村がローンバトルのなか、ヨネの打撃に加え、丸藤は場外で連続鉄柵攻撃で加勢、恐ろしい音の逆水平チョップ一閃!再びヨネがギロチンドロップ、丸藤が逆水平やジャンピングエルボーアタックも、稲村がショルダーアタックで反撃!

望月がローキック主体、丸藤が逆水平チョップの連打、丸藤のトラースキック、望月の顔面ニーの攻防。望月対ストームでは脇固めも、ストームが自力脱出。北宮対ストームでは、 打撃・肉弾乱れとび、ストームが逆河津落とし、北宮がスピアなど放ち痛み分けに。

ヨネ対稲村は、稲村がラリアットもタックルもやり返す!3人連携から、稲村が豪快なアバランシュプレス、北宮がセントーンで援護。しかしパイルドライバーには行けず。夥しい数の打撃と連携技の波状攻撃を受け続け、ラリアットは自力で返すも、必殺の合体パワーボムの前に轟沈。大奮闘でした。

第5試合 小川、○鼓太郎 VS ×田中稔、Hi69
16分44秒 レクイエム → エビ固め
第36代選手権者・小川良成&鈴木鼓太郎組が2度目の防衛に成功

4ベテランのタイトルマッチは開幕早々乱戦に。Hi69がセコンド諸橋とともに「置くだけ置くだけ」と言いつつ机を設置。鼓太郎を諸橋が捉えているうちに、Hi69がトップロープから場外へボディプレスの重爆撃!鼓太郎はその後もローンバトル、グラウンドの展開へ。腕攻め地獄にあう。

稔だけでなく、Hi69も意外にも腕攻めのレパートリーは豊富なようで、この点は驚きました。鼓太郎は背中に若干裂傷を負っているなか、耐えに耐えて、小川にタッチ。小川はHi69に小気味いい攻めから卍固め。その後も攻防が続く中、Hi69がみちのくドライバーも、スワンダイブ式ムーンサルトが剣山の餌食に。

鼓太郎、小川の昔から見慣れた連携が稔を襲う一方、Hi69、稔のエグい合体トラースキック、蹴り連打を鼓太郎は受けるも、ツームストンパイルドライバーで反撃。しかし稔が腕ひしぎ!小川救援で辛くも逃れる。

ヒロキが小川に場外ムーンサルトで排除。丸め込み合戦から、延髄斬りとエルボーが交錯。稔が鼓太郎をしつこく腕ひしぎで捕獲、小川がヒロキをバックドロップで排除する中で、強引に鼓太郎が稔を持ち上げ、最終奥義・レクイエムの一撃で仕留めた!

4人のベテランが織りなす、過不足ない攻防の洗練されタッグタイトルマッチでした^_^大満足。

第6試合 HAYATA、○中嶋、潮崎対YO-HEY、×清宮、拳王
20分57秒 ヴァーティカルスパイク → エビ固め

注目度の低い6人タッグマッチなんだけど、昔の後楽園ホール大会は6人タッグマッチでしたね。ヘビー4人とジュニア2人の混成ながらも、全日本時代から受け継がれる室の高い6人タッグマッチでした。

序盤の中嶋はのらりくらり…が、突如鋭い動きを度々見せ、緩急で拳王を翻弄。再び袂を分かったHAYATA、YO-HEYは素早い攻防。静と動が渦巻くメリハリの効いた攻防の一方、その他4人は場外乱闘。

HAYATAがローンバトルになるなか、清宮、拳王が中嶋、潮崎を場外で徹底マークする間に、YO-HEYがHAYATAをジャストフェースロックに捉える。HAYATAはなんとか脱出。その後、中嶋、拳王が張り手、エルボー、キックの打ち合いに発展する一幕も交え、トラースキックとDDTでHAYATAはYO-HEYに辛くも反撃の1手を繰り出す。

潮崎、拳王はハードヒットな打撃戦を展開。互角のダメージを負ったが、タッチできたのは拳王と清宮。清宮がミサイルキックなど攻勢も、潮崎からのラリアット被弾。潮崎に代わった中嶋がミドルキック、ソバット、スリーパー。

YO-HEYの的確なアシストの後、前から潮崎のチョップ、後ろから中嶋のキックの地獄絵図が続き、顔面トラースキックとゴーフラッシャーの危険な合体攻撃を浴びる。中嶋はスリーパーを解いて、前後から蹴り連打、互いの大技はなんとか回避し、辛くも清宮がジャーマン!

拳王の援護は潮崎がラリアットで排除。HAYATAはYO-HEYのトペを被弾。潮崎、中嶋の容赦ない打撃が清宮を襲い続け、リングはさながら公開処刑状態に。潮崎がジャーマン、中嶋がバックドロップ、潮崎がゴーフラッシャー、合体同時トラースキック、中嶋のヴァーティカル・スパイクの猛攻に清宮は3カウントを聞いた…!

中嶋・潮崎組は、正統派の攻撃を連打しているだけなのにあまりにも凶悪な強さ…一体なぜ二度も谷口・火野組に苦杯を舐めたのかわからぬ。凄惨極まる有様に、昨年6月のタッグ選手権を思い出したがこの時は向かい合ってたんだよなぁ。
5/4 GLOBAL TAG LEAGUE 2019
観衆:1650人(超満員)

第1試合:○大原 VS ×熊野。6分25秒 ムイビエン
けじめの一戦。バックブリーカーズとしての共闘を通じて磨いた腰攻めが互いに交錯する展開。熊野はラリアット、ブルーサンダー、無双、アルゼンチンからの持ち替えジャーマンをも繰り出したが、大原が逆転の腕極め式ムイビエンにがっちり捕獲し、ギブアップやむなし!


第3試合:×稲村 VS ○火野。9分17秒 横入り式エビ固め
火野が懐の深さを見せつつも、若手注目株の稲村が持ち前のパワーで食い下がる。腕の取り合い、ヘッドロック、場外・肉弾・打撃戦など丁寧かつ重厚な攻防を経て、ラリアット2発からの投げ捨て式パワーボムに散ったが、稲村は見事。本格ヘビーとして先行き楽しみだ。

第4試合:NOSAWA論外・○鈴木秀樹vs×宮脇・丸藤。
12分53秒 ダブルアームスープレックス → 片エビ固め

鈴木と丸藤の濃厚なグラウンドの攻防からスタート。宮脇が論外や鈴木に挑み掛かるも技量と経験の差は如何ともしがたいながら、随所で切り返す動きと気迫のエルボーバットで食い下がる。鈴木と丸藤は腕・足・バック、テイクダウンの取り合いを続け、虎王炸裂!

奮闘する宮脇。しかし、鈴木が頭突き、ニーリフト、ワンハンドバックブリーカーから、スラム気味のダブルアームスープレックスに、宮脇は壮絶に轟沈!

試合後は鈴木、論外がそれぞれシングル再戦も直訴、鈴木秀樹選手が喋るとマイクはonなのになぜか丸藤選手が喋るとoffになる怪現象、よって鈴木選手が丸藤選手のマイクスタンドを務めることなるという愉快な一幕。

鈴木「ノアには同じくらい強い人いますよね。次、同じくらい強い違う人とお願いします」論外「ノアには同じくらい弱い人いますよね。次、違う弱い人とお願いします」丸藤「俺も、あんた(鈴木)と他の選手も見たい。是非、継続参戦してくれ」鈴木「はい」

第6試合 ○谷口周平、清宮海斗 vs ×マサ北宮、拳王
19分26秒 チキンウイング式キャメルクラッチ
ショートタイツに装いも新たに、マイバッハ谷口が、谷口周平として名乗りを受けた!膨大な紙テープの海のなか、チーム海王瓦解の拳王に対し、奇襲から清宮がマウントエルボーバット連発!

拳王、北宮の猛攻の前に、防戦一方ながら耐えに耐える清宮。谷口は、大筋のスタイルは変わらないものの、ジャーマン、ハーフネルソン、ラリアット、マイバッハプレスのフルコースから、新技のチキンウィング式キャメルクラッチで北宮からギブアップ勝ち。今後のヘビー戦線を占ううえで、谷口の活躍は重要でしょう。

第7試合 潮崎豪、×中嶋勝彦、 vs ○杉浦貴、KAZMA SAKAMOTO
GLOBAL TAG LEAGUE 2019 優勝決定戦 時間無制限1本勝負
27分39秒 アンクルホールド
※杉浦&KAZMA組が優勝。

KAZMAは的確かつ、抜け目のないアシストで杉浦をサポート。タッグが板についてきた感じと継続参戦の充実が伺えます。杉浦は相変わらずのタフネス。ナチュラルにブーイングが出て来るほどの潮崎・中嶋組の常軌を逸した量の打撃を受けながらも、起死回生のアンクルホールドで杉浦、SAKAMOTO組、歓喜の優勝!

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