馬車郎の私邸

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【観戦記】プロレスリング・ノア2017/1/7・5/4 後楽園ホール大会 10/8横浜文化体育会館 #noah_ghc

観戦記の抜け漏れを埋めるため、ザクっと振り返りながら加筆し、完成させていきます…!

2017/1/7
<GHCジュニアヘビー級王座決定戦>
●石森太二(18分7秒 ムイビエン)○大原はじめ※大原が第33代王者

闘龍門にルーツを持つ二人の王座戦。ジャベの攻防など含め、目立つ大技が少なくとも充実の戦いでした。大原はノアで嬉しいシングル初戴冠。ジュニア戦線を盛り上げてほしいです(近年、人口増著しい川崎市でマーケティング活動を地道に頑張っている点はとても頼もしい)。

<GHCタッグ選手権試合>
[第36代王者組]○潮﨑豪、マイバッハ谷口
(30分22秒 ショートレンジ豪腕ラリアット→体固め)
[挑戦者組]丸藤正道、●小峠篤司※第36代王者組が初防衛に成功

小峠はジュニアのベルトを返上後、拳王とともにヘビー級に転向。なんといきなりベルト挑戦の大抜擢!タイチのと抗争を乗り越え一皮むけたとはいえ最初は不安でしたが、潮崎、谷口の純正ヘビー級の猛攻が雨あられと降り注ぎながらも、30分超えの激闘で粘りを見せた小峠には驚きました。翌18年には丸め込みながらも、杉浦から3ヶ月で3度もフォールを奪う活躍も有りました。今では約2年半のヘビーでの戦いを終え、ジュニア戦線に一石を投じており、対原田のみならず、今後の展開が楽しみです。

<GHCヘビー級選手権試合>
[第28代王者]○中嶋勝彦(32分18秒 バーティカルスパイク→エビ固め)[挑戦者]●杉浦貴
※第28代王者が3度目の防衛に成功

人はここまで人を蹴ることが出来るのか……!そんな一戦でした。とにかく、杉浦が何発どんな蹴りを食らっても立ち上がり続ける姿に胸打たれたとしか言いようがない。昔から激しくやりあっていただけに、シングルの舞台で充実した戦いぶりでした。

2017年5月4日(木)
後楽園ホール1,390人(超満員)
<第5試合 タッグマッチ>
○石森太二、Hi69(12分50秒 リングアウト)●杉浦貴、拳王

80年代には見られたリングアウト勝ちや引き分けは、3カウント完全決着志向の90年代を経て、今ではあまりに見られなくなりました。しかし、これもプロレス。ジュニアのタッグがヘビーのタッグに勝ってしまう番狂わせもありうる。それもまた面白さの一つだ。

<第6試合 GHCヘビー級選手権試合前哨戦>
○モハメド ヨネ、齋藤彰俊(14分04秒 レフェリーストップ)●中嶋勝彦、マサ北宮

ヨネさん、ヘビー戦線以外ではあまり目立たないけれども、時折この戦慄のハイキックで存在感を発揮することがあります。最近のストームとのタッグはにぎやかでよいのですが、シングル戦線にも色気を出して良い時期な気もします。近年はヨネ家の経営をしつつも、本格ヘビー級戦士としてもう一花咲かせてほしいところです。

<第7試合 グローバル・タッグリーグ戦2017優勝決定戦>
丸藤正道、○マイバッハ谷口(28分51秒 マイバッハボム・ツヴァイ→体固め)
潮崎豪、●小峠篤司※丸藤、谷口組がGT優勝

優勝決定戦が、1/7とはパートナーを入れ替えてのマッチアップというのが意外に面白い。丸藤の谷口操縦術と小峠のヘビー級順応とが、生み出した結果だ。谷口、潮崎を中心に場外戦を交えた激しい肉弾戦の展開に、ジュニア出身の丸藤、小峠が身軽な動きも交えてついていく展開。戦力が均衡していて、バランスが良い。

中盤、コーナ上の攻防を制して小峠が谷口に雪崩式フランケンシュタイナーでマットに叩きつけ、フロッグスプラッシュを狙うが、かわされて自爆。丸藤と小峠の蹴りが交錯し、谷口が小峠にスパインバスター、ジャイアントスイングのパワー殺法。

小峠が谷口がチョークスラムを食らうなど、打撃、スラム技の前に押され始める。しかし、加勢した潮崎が谷口に串刺しラリアット。潮崎のファルコンアローから小峠がフロッグスプラッシュ。さらに必殺技のキルスイッチを狙おうとするが、こらえる谷口に潮崎がチョップでアシストし、待望のキルスイッチが炸裂。しかし、丸藤が乱入しカウントを阻止。

潮崎と丸藤は場外で乱闘を続ける。小峠が、谷口に強烈な頭突き一閃。倒れた谷口を起き上がらせ、後頭部にも頭突き。だが、丸藤が谷口を踏み台に虎王で急襲!潮崎にも虎王を見舞うも、潮崎もラリアットでお返しする。二人は相打ちでダウン。4者がダウンとなる混沌…!

さらに4者入り乱れる攻防のなか、谷口が丸藤ごと小峠をブレーンバスターで投げる荒技。小峠は丸め込み連発で抵抗するも、谷口がパワーに任せてコーナーに叩きつけると、マイバッハボム、しかし、小峠は自力でフォールを返す!谷口は追い打ちでマイバッハボム・ツヴァイで勝負を決めた。小峠のヘビー級でのベストバウトでした。


2017年10月1日(日) 試合開始:16:00
横浜文化体育館2274人

第9試合 GHCジュニア・ヘビー級選手権試合60分1本勝負
[王者]石森太二(●15分07秒 片山ジャーマンスープレックスホールド )
※原田大輔が第36代選手権者となる
[挑戦者]○原田大輔

石森と原田の攻防も円熟ぶりを増していて、15分とは思えない濃密な攻防でした。この数年前に、鼓太郎、青木、金丸、KENTAがいないんだよと言ったら、信じられない、大丈夫か?と思ってたけど、大丈夫なノアジュニアをこの二人が中心になって作ってくれました。

第10試合 GHCタッグ選手権試合60分1本勝負
[王者組]潮崎豪、●小峠篤司
21分23秒 ファンキーバスターボム→片エビ固め ※モハメド ヨネ&クワイエット・ストーム組が第41代選手権者となる
○[挑戦者組]モハメド ヨネ、○クワイエット・ストーム

潮崎・小峠は惜しくも失冠でしたが、ヨネ・ストーム組はタッグチームとしての継続性が魅力です。ストームは上背がないのに、よくヘビー戦線に対応しているなと思ってます。エルボー、チョップ、タックル、各種フェースクラッシャーなど少ない持ち技で試合を成立させており、その鍛え抜かれた「50cmウデ」に目が行きがちですが、実は相当な巧者なのかもしれません。「アメージパング!」への出演など、ノアの縁の下の力持ちなのです。

第11試合 GHCヘビー級選手権試合60分1本勝負
[王者]エディ・エドワーズ○ ●[挑戦者]丸藤正道 26分14秒 ダイハードフロウジョン→片エビ固め ※第29代選手権者が初防衛に成功’

ノア初の外国人シングルヘビー級王者になったエディ・エドワーズ。ノア育ちだけに、伝統的な攻防も丸藤の動きも研究はバッチリ。これ以上ない難敵の丸藤を相手に苦戦しながらも、奇想天外の動きについていき、猛攻をどうにかしのぎきっての勝利!2019年・今のノアには外国人軍団の大将格がいないだけに、また参戦してくれたら嬉しいですね。

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