馬車郎の私邸

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、将棋、プロレス観戦記など「趣味に係るエッセイ・感想・レビュー記事」をお届けします!ある市場関係者のWeb上の私邸

大学時代のサークルに遊びに行ったりした時等の、よもやま話

このブログは趣味の一端を担うにすぎないから、日常の身辺雑記などはこの頃はちっとも書かなくなった。MBAでの日常のあれこれを書いても、その方面に興味のある人以外はたいして面白くもないし、そうしたことについてここに書くべきことはそもそもないのだと思われる。

そういうわけで、あくまで趣味につながる話を書こうと思う。まずは、今週の水曜日に、大学時代のサークルに遊びに行った時の話についてだ。このブログに今まで何度か書いたように、自分は早稲田大学に通ってた頃、何の因果の巡りあわせか、早稲田大学少女漫画研究会、通称WSMKという、全く少女漫画を研究していないサークルに所属していた。

9月に、同学年の友人(つまり自分の代の幹事長)と葛西臨海公園などに行った帰り、居酒屋で串焼きなど食べつつ、「そういえば自分たちは1年半もサークルに顔を出していない」という話になった。思えば自分たちが現役の時は、ラウンジ飲みという風習があり、卒業した先輩がふらりと訪れるということがあったし、飲み会にも顔を出してくれた。しかし、自分は去年の早稲田祭の飲み会以外顔を出していないことに思い当たった。

ってなわけで、ゼミの発表がない週で、大学院の授業がない水曜日に、早稲田の文学部ラウンジに奇襲をかけた。キャンパスの喧騒は懐かしい母校を実感させる。文学部ラウンジに行くとそこはあまりにも変わり果てていた!棚にサークルの物品が溢れかえっていたカオスは何処へやら、今や自習用ブースが居並んでいる。テーブルといすもグレードアップし、全体として小奇麗になっていた。どういう…ことだ…ただし、マジック・ザ・ギャザリングや遊戯王(「邪帝ガイウスをアドバンス召喚!」と後ろから聞こえてびっくりしたw)、ボードゲーム、モンスターハンティングに興じる人々がいる風景は変わっていなかった。

さて、WSMKのテーブルに行くと、そこには5年生(つまり私の1学年下)の姿が。さらにそこへ3年生、2年生も加わり、土産のクッキーなど食べつつおしゃべり。今ひとつOBの訪問という感じにならず、ナチュラルに馴染んで話をしてしまった(ウェイバーくん可愛い等)のはどういうことか…面識のない政経の子に対して、わざと新入生のふりをしたら信じこまれてしまったし、まだ自分も若いのかもしれない。

サークルでの近頃の流行りといえば、予期していたとおり『Fate/Zero』だった。ウェブ上を除くと、アニメの話はふだん身近な人とすることがないので、久々にその種の話を、自らの口を使ってするのは久々だった。薄く広い範囲で(もちろん狭く深い範囲でも)趣味が重なりあう人の集まりが"場"としてあることは、離れてみるとそのありがたみに気づけるものだ。馬鹿話を気軽に出来る友人ほどありがたいものはない。
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手土産その2である、SPIノートの会シリーズのSPI対策本計5冊を部室に置きに(3年生よ、役立ててくれ)行くと、そこには6年生(つまり自分と同学年)の友人が。なんでも前日に中日-横浜戦を見に行ったらしく、野球の話などをした。また、部室にいた後輩2人が、2人とも遊戯王フリークで、思いがけず、話が弾んだ。5D'sGXの再放送をちゃんと見るようになったのは、ここ1年半ぐらいのことだから、サークルにいたときには気づけなかったのである。

ところで、昨日土曜日は、6年来メールのやりとりをしてきた人と初めて会った。今や東方関連で薄い本を出すほどであり、この間も7万再生で毎時ランキングに長く残っていた手描きMADを作っていらっしゃった方だ。埼玉に越してくるということで、せっかくだから会っておしゃべりしてみようということになったのである。東急ハンズ前で落ち合い、サイゼリヤでお喋りしてから、池袋乙女ロードを案内した。明輝堂→K-BOOKS→らしんばん→アニメイト→とらのあなという順番だ。私は生粋の腐男子ではないし、かつてある方に指導(!?)を受けたとはいえ、翔くんが可愛いというくらいが関の山だ。女性と一緒でなければ、女性向け同人誌コーナーに入れない。(男性向けのほうはもっと無理である)

まず、明輝堂では、かつて自分が初めて買った同人誌である「国会コメディ」シリーズの最新刊、「Yes,I KAN」と、遊戯王GXのアンソロ本をゲット。らしんばんでは、遊戯王5D’sサウンドトラック全3巻をなんと半額で入手。アニメイトでは「聖☆おにいさん」第7巻を購入。先方も、各所で戦利品を色々ゲットでき、実りのある乙女ロード巡りになったようで何よりだった。

そのあとは、猫カフェに行ってなごむ。やはり猫というのは、犬とは違い、自分本位で生きている。そう簡単に人間のもとに寄ってきてくれるわけでもないし、抱っこさせてくれるわけではない。しかし、気ままに生きているそんな様子が、見る者の心を肩の力を抜き、和ませてくれるのだ。その後は、スタバでコーヒーを飲みつつ再びお喋り。よもやま話をした。

自分は昔から、趣味に関しては分散投資が効きすぎて、情熱は様々な分野へと散逸してしまっている。そのため、趣味のつながりで何らかのコミュニティに属したり深い関係を持っている友人というのがいない。たしかにTwitterやmixiなどでは趣味の関連でゆるいつながりはないわけではないのだが、リアルに何らかの趣味について喋ることが出来る人が貴重であることを、このたびあらためて感じた。そう考えると、あのサークルというのは、今となってはもっと活用できたのかなと思える。惜しいことをした。

とはいえ、人間関係のあり方というのは人それぞれである。1つのものにのめり込むことができない代わりに、同時に色々なものを楽しむことができることが、自分の個性だ。そう捉えるならば、趣味のつながりで狭く深い人間関係の構築を出来る人をやたらにうらやましがる道理はない。他人の相談に乗ったり、相手の話題に広く順応して会話するといったことが慣れているし、向いていることなのだろう。だが、そんな私も、たまには趣味の関連でよもやま話をできると、楽しいのであった。