馬車郎の私邸

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、将棋、プロレス観戦記など「趣味に係るエッセイ・感想・レビュー記事」をお届けします!ある市場関係者のWeb上の私邸

りぼん2009年5月号感想+GHCヘビー級王者秋山準vs潮崎豪[NOAH]

「りぼん」タグというのを新設しました。
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_SS500_

集英社は勝負をかけているようです!
価格はなんと400円!
ちゃお、なかよしに対しての価格で対抗、
学年の上がった小学生に買ってもらおうという戦略でしょうか。
(というか、昔りぼんは400円だった気がするのだが…
ジャンプは190円だったし)

さらには、主力である種村、酒井、春田、藤原の4人の作品については
1ページでわかるこれまでのあらすじがついています。
編集部の方針は明確でいいですね。
部数回復に向けて、いい効果が出てくれると嬉しいです。

付録は、ビッグバルーンボックスでした。
かつての同僚F先生に、M銀行への入社祝い(?)としてプレゼントしました。


酒井まゆ 「MOMO」 第9回

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藤田さんのとの地球の代表権争いはついに佳境。
結果としては、夢のまごころが勝利しました。
藤田さんは確かに、
地球の代表者としてやるべきことをなしとげようという意欲に、
燃えてはいました。
けれども、その根底は独善的なエゴに基づいていた。

一見正しいことをしそうな人間の心のうちは何か。
政治家のことを考えてみよう。
口では都合のいいことをいって、
しかしそれは選挙で勝つための
空手形にしかすぎないということもある。
民主党は政権交代のために、とりあえず自民党には反対、
なんでもかんでも反対という姿勢をとっている。
果たして、それは日本のためになることだろうか。
与党になるということが目的化してしまって、
肝心の日本をどうするかということがおろそかに
なっていることを、この前の党首討論を見ていて
実感してしまった。
選挙に勝つことだけが目的になったとき、経済、軍事、社会福祉の諸問題を解決するための対策は果たして講じられるのだろうか。




春田なな「スターダスト☆ウィンク」 第4回
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カラーページの淡い色彩にほっと一息。
昔から、私がりぼんを好きな理由の一つは、このカラー扉なのです。
手塗りのやわらかな色合いが自分好み。
酒井先生はデジタルに移行してしまったので、
昔ながらの手塗りというと春田先生や持田先生がいいね。

藤原先生は色がはっきりしていて、種村先生や槙先生はド派手なので、こういう意味でも春田先生は今の「りぼん」で貴重な存在かも。
それに、前にも書いたとおり、「りぼん」で学園恋愛ものを描いているのは、春田先生だけなのです。

そんな時代の様変わりはともかくとして、主人公は幼馴染二人との関係で悩んでいるわけですが、ちょっぴり友情を再確認して終わりと、今回は端的に言えばそんな内容。
ここにね、誰か新しい登場人物が現れて、3人の関係をかき回してくれるともっと面白くなりそうだ。

前作もだったけど、登場人物が少ないがために話のふくらみも小さくなっちゃうのが、春田先生に6巻以上の長期連載が出てこない一因のように思える。
丁寧に描こうというのは、いいことなんだけどね。

種村有菜「桜姫華伝」第5話
2009060205180000愛よりも恋よりも「桜姫華伝」のキャッチコピーが
すっかり定着しておりますが、
本編は今回バトルはなし。
いままでのあらすじは2ページ分です。

前回までの青葉(王良親王)と桜姫の愛憎渦巻く戦いは、
ひとまずの決着。
凶暴な妖古を退治するのを条件に、帝が両者の争いをひとまず止めた。

東宮、すなわち皇太子である藤紫も登場し、
三者三様の思惑を描くのが今回の話。

理由があるとはいえ、許婚でありながら自分を殺そうとした青葉に対する思いは、胸中複雑な桜姫。

一方、そんな桜姫を慰める藤紫。
だが裏では、青葉の暗殺をたくらみ、桜姫と人間との絆を絶ってしまおうと陰謀をめぐらす。
しかして、その正体は妖古なのか?

青葉と桜姫は相変わらず、口げんかの応酬とすれ違いである。
そんな中、藤紫の命を受けた中納言が毒蛇を使い青葉を殺さんとするが、桜姫が身を挺して青葉を守り、未遂に終わる。
2009060205200000落ち着いた展開の中で人物の心の揺れ動きをじっくり描き、一方でサプライズや伏線は忘れない。
さすが種村御大。
円熟の上手さが光る一話となりました。
思えば、「神風怪盗ジャンヌ」やってたのって10年も前なんですねぇ。
早いものです。

それにしても中納言さん。
青葉に仕えているようでいて、藤紫の手下でもあるとはやるなf^^;
侮れない…
種村先生のアシさんの間でもちゅーにゃごんは人気だそうですf^^;
桜姫、青葉、藤紫の三角関係だけでなく、今後の中納言にも注目ですっ!!


津山ちなみ「HIGH SCORE」

近頃では少ない登場人物で話が進むことも多かったのですが、今回はめぐみ、えみか、泉水、京介、かおりに麗二など主要な人物が揃ってにぎやかなメンバー。

席替えネタでしたが、京介・えみかネタが一番面白かったです。

えみかと席替えで離れ離れになってしまった京介があんまりにも淋しがるので、えみかの写真を黒板に貼ったまま授業が進行。
さらにめぐみがえみかの写真に対抗して自分の写真を…

槙ようこ「勝利の悪魔」第3回

まさかのお見合いという超展開に家出してしまう田中森。
結局光(あきら)の家に泊まることに。
光の母はなんと学校の理事長というまたサプライズ。
それにしても、田中森は光を男として意識していいのか、光を光と意識したらいいのかドキドキの展開が続くね。

藤原ゆか「CRASH!」第25回
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ほんのちょっぴりだけラブな展開が前回入ったかと思いきや、しかし主人公白星花は逆アイドルマスターという使命がある!

いよいよCRASHは単独ライブを開催。
だが、それにはやり手の美人プロデューサーとの折衝が…
さぁ、どうする白星P?

ブロリープロデューサーのようにガンバってくれ!
【ニコニコ動画】ブロリスト

小桜地なつみ「フライハイ!」第7回

鮎沢との抗争は結局、教育委員会から派遣されてきた先生の登場で違った局面へ。
話がこれ、まとまるのか…!?

いしかわえみ「絶叫学級」第8回

「みんな同じ」の怖さでした。
今回はグロはなしで、不気味さを描けていたような。

大岡さおり「ぷちパレード!」最終回
shiozakigo
タイトルどおりに、「ぷち」な感じに話をまとめて終わりました。
最後の最後まで可愛い絵とお話をありがとうございました。
安定感と可愛げのある絵は、大岡先生の大きな武器です。

しかしね、「ぷち」で終わるのではなく
「いつかは咲かせ 大輪の花」の言葉を贈りたいと思います。

4枚看板の種村、槙、酒井、春田と互角に肩を並べる人材が是非出てほしいです。
大岡先生だけでなく、増刊号の面子には連載を読んでみたい人がまだまだいます。
NOAHも四天王プロレス時代からの三沢、小橋、秋山の次の世代の選手がもっともっと盛り上げてほしいですね。
最近では潮崎選手の成長が目覚しいですね。

というわけで、4月に行われた、
GHCヘビー級王者秋山準vs潮崎豪の一戦をどうぞ!
(りぼんの感想がなぜかプロレスでまとまってしまった!)