馬車郎の私邸

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プロ野球開幕問題に対しての3つの提案

スポーツナビによれば、渡辺会長が以下のように発言したようです。

「東日本巨大地震復興支援」として会を始め、壇上に立った渡辺会長。開幕問題に触れ「開幕を延期しろとか、プロ野球をしばらくやめろとか俗説がありましたが、大戦争のあと、3カ月で選手から試合をやりたいと声があり、プロ野球を始めました。フェアプレー、緊張した試合をすれば見ている人は元気が出て、エネルギーが出て生産力が上がる」と力説した。

そりゃ無茶だろう…でも、気持ちはよくわかるんです。しかし、戦後まもなくは、おそらくほとんどデーゲームだったはずでしょう。ですから、ナイターが多い現代では、電力の供給の観点から、さすがに厳しいと思うんです。選手会も以下のように言ってます。

日本プロ野球選手会は18日、NPBが決定したセ・リーグの3・25開幕に対し12球団から意見集約、新井貴浩会長(阪神)が改めて、文書で延期を要望した。以下、抜粋すると
 「東日本で国民的な節電運動が行われている電力事情であるこの時期に一部の球場では5000世帯にあたる電力を消費というナイター試合を開催することに大きな疑問を感じる」
 「仮に開幕を強行する場合についても、最低限ナイターの実施については再考し、電力事情や安全面も配慮するデーゲームでの開催等の方法を検討するべきである」
だそうです。

ナイターは、5000世帯にあたる電力を消費!これでは、とてもじゃないが、今の首都圏でナイターの試合はできないでしょう。やるにしても、平日はデーゲームにして、企業の大口需要が少ない土日はナイター、と分けるらいでしょうか。

というわけで、3つほどプロ野球開幕問題についての提案を考えてみました。

1.(最初から)クライマックスシリーズ

仮面ライダー電王のセリフ「俺は最初から(最後まで)クライマックスだぜ!」から思いつきました。
現行、年間140試合戦っても本当の1位になれるとは限らない以上、クライマックスシリーズだけをやるのはどうでしょう。これなら試合数がとっても少なくて済みます(笑)

2.複数回、トーナメント戦(アマも加えて)をやる

トーナメント制をシーズンに何回かやってみるのはどうでしょう。全12チームが140試合もやらずにすみます。セ・パ混合で、毎回組み合わせを変えれば新鮮味はある程度維持できます。トーナメントで1番たくさん1位になったチームが、今シーズンの1位。

最近、アマとプロの練習試合もできるようになったらしいですから、場合によってはアマチュアチームを入れても面白い。社会人チーム、大学野球チーム。あるいは、甲子園の優勝校にトーナメント参加資格を与えてもいいでしょう。高校生がプロを打ち負かす試合が見れるかもしれないし、逆にフルボッコかも…

3.7or8月まで西日本地域と北海道でのみ開催

歴史的な経緯により、m西日本と東日本は電力の周波数が違います。西日本の電流の周波数60ヘルツに対し、東日本は50ヘルツと異なり、西日本から送電する場合は、長野や静岡など3カ所にある周波数変換施設で東日本の周波数に変える必要があります。ところが、変換施設の許容量は3カ所合計で原発約1基分に当たる100万キロワット(約30万世帯分)が上限です。西日本で節電しても実は、首都圏のためになるというわけでもないのです。

したがって、夏までは西日本と北海道地域だけでナイターをやるというのはどうでしょう。夏場を過ぎれば、電力需要も少なくなり、発電所の復旧により電力供給も増えるかもしれません。そういうわけで、関東の人たちには、9月10月のハードな優勝争いの時期だけ、ナイターでは楽しんでもらう、と。

まぁ、実際どうなるかは分かりませんが、PSPを持ってる人は、パワプロ2010でもやってみるのも一興かもしれませんね。