小花美穂先生は、連載中の「Honey Bitter」と「こどものおもちゃ」をコラボさせ、高須賀由枝「グッドモーニング・コール」の第１話を違う形で新展開に繰り込む。驚きの一手でした。
とりわけ「Honey Bitter」は心が読める探偵を主人公としているため、「こどちゃ」の沙南や玲くんの思っていること、感じていることがコマいっぱいに、文字で書かれているところが面白い。大人になった沙南は、なるほどこんな感じだろうなと、思ったとおりの描写で、少し懐かしい感じがしました。
そして、なんと依頼は、驚いたことに、羽山の浮気調査！今や空手の先生兼整体師の羽山は美形に描かれすぎて、「パートナー」のあの博士を思い起こさせる感じでした。無愛想なところは相変わらずでこれまた懐かしい。前後編の前編ということで次の号で続きが読めるのもうれしいところ。
しかし、それ以上に驚いたのは「グッドモーニング・キス」のほうだ。実家のの田舎の臨時職員になった菜緒の話はひと段落し、今回は東京の大学院に進学し一人暮らしを始める上原くん編。さて、契約したマンションに行ってみると…ダブルブッキング！！
この展開は！前作「グッドモーニング・コール」の第１話！？上原くんと菜緒が同居することになった、あの始まりの第１話を彷彿とさせるデジャブでした。だが、今回違うのは…同居人は男。大学の新入生、伊賀上ひろしなる人物である。ただ、この子、外見は男版まりな、内面は男版菜緒といった感じで、今流行の"男の娘"のようだ(?)
ひろしは、ことあるごとに男らしく決断力に富む上原くんにあこがれるようになっていく。このままではまさかのBL展開になってしまう…！？いや、それはない。思いがけない新展開で、ますます面白くなってきました。
そういえば、前号で完結を迎えた「キラキラ100%」ですが、すがすがしいまでの朝チュンでした。さすが水沢先生ですｆ＾＾；
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