高須賀由枝「グッドモーニング・キス」クッキー本誌掲載第1回 感想
「グッドモーニング・コール」の続編も早5巻です。
就職活動中の菜緒は48社に落ち、9月になっても内定が出ない。なんという、ない内定…数字が我々の学年にとってはかなりリアルです。確かに50は越えるよな…
大学4年生の面々もそろそろ違う人生を歩むことになりそうで、それぞれの関係も変化するところがあったりなかったり。
菜緒とまりなは昔なじみの会話をしながらも、遠距離恋愛に疲れ果てたまりなが毒づく場面が多くなってきました。読者ももう、みっちゃんを覚えていないのではないかという気がするだけに、「物理的に離れると心も離れるものなんだよ…」と憔悴しきった様子で言い放つ様は、菜緒と同じく「肝に銘じます」としか言いようがない。
阿部っちと太田さんは、見てるこちらがむずがゆくなるような感じで、進展せず。この続編から登場の太田さんは案外いいキャラしてます。
上原くんは、相変わらずのしっかり者です。しかし、しっかり者ということはしっかりしているがゆえに、悩むことも多い。そんな上原君を励ます(そそのかす?)、阿部っちと駒沢君との会話が面白かった。菜緒と上原くんの会話も相変わらず見ててほほえましい。
結局田舎の町役場の臨時職員になることになった菜緒ですが、上原くんと離れ離れになりそうで…?大学卒業後の社会人編に突入するので、これからどんな展開になっていくのか楽しみです。
にほんブログ村