馬車郎の私邸

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水沢めぐみ「キラキラ100%」第7巻、集英社

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先週の土曜日に三沢光晴さんがお亡くなりになり、多くの人がその死を悼んだ。
プロレス界の今後はどうなるのか。
偉大なレスラーの死に全世界が泣いた。

毎号「東洋経済」や「ダイヤモンド」は悲惨な日本と世界の経済を伝え、全国のビジネスマンを憂鬱へ導く。
政局は混迷し、日本の経済の先行きも暗い。
これでは、「The Melancholy of Haruhi Suzumiya」(涼宮ハルヒの憂鬱)ならぬ、
「The Great Depression of Japanese Economy」(日本経済の憂鬱=不況)になってしまう。

友人の相談にのれば、虚しき恋愛の結末と両人ともの痛々しい悲哀だ。

ああ、なんと世の中は世知辛い!

こんなときこそ、われらが水沢先生のマンガを読むときだ。
(Cookieで連載されているとは思えないf^^;)
心が洗れるかのような、ピュアな話だ。
が、しかしそれは幻想の中でファンタジーとしてあるのではなく、ちょっとした現実にありそうな話で描くところが水沢めぐみ先生の巧みの技である。

極端に絵空事でもなく、かといってやたらに現実的でもない、そのバランスが昔の「りぼん」作品の面白さだったように思える。

水沢めぐみ先生と三沢光晴さんは、ほぼ年も同じで、同時代人である。
80年代、水沢先生は早稲田大学在学中に「ポニーテール白書」を連載していた。
一方で、三沢さんは、2代目タイガーマスクとして活躍していた。
90年代初頭、水沢先生が「姫ちゃんのリボン」を連載していたころ、三沢さんは世界タッグ王座と三冠統一ヘビー級王座の5冠王に輝いていた…等々
少女マンガ界と、プロレス界の2大ベテランと言えよう。
三沢さんが早逝なされた今、水沢先生の作品がなおも健在なことは、私にとってのせめてもの慰めである。

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