馬車郎の私邸

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前の記事で書いたとおり会場が日本武道館だと思い違いをしていたので、試合前の試合は見れず。
客席に行こうとしたら通路で、マサオと佐野さんに鉢合わせしてしまった。
これはこれでおいしいかもF^^;

第一試合
太田一平、石森太二○ VS 宮原健斗× リッキー・マルビン 
10分15秒
450°スプラッシュ → エビ固め


石森とリッキーがジュニアらしい、流れるような攻防を展開。
太田と宮原はエルボー合戦と張り手の応酬。
リッキーの、パワーボムのときに相手の背中を自分のひざに打ち当てる技は痛そうだった。
最後は、石森がトップロープから450°スプラッシュでキメ!
美しい…

第二試合
伊藤旭彦× 丸藤正道 VS 金丸義信○ 平柳玄藩
14分08秒
タッチアウト → 片エビ固め


「昇竜玄藩」と書いてある横断幕を見て嬉しそうな平柳玄藩。
指差してお客さんにアピールしてニヤニヤ。
丸藤の動きをことごとく、読んで序盤は完全に翻弄する。
伊藤は途中捕まってましたが、綺麗なフライングラリアットを見せてくれました。
丸藤と金丸の絡みも良かったです。
金丸の直下式ブレーンバスター→旋回式垂直落下ブレーンバスター(タッチアウト)の前に、最後は伊藤が沈む。

第三試合
菊地毅○ 力皇猛 田上明 VS 青木篤志× 杉浦 貴 齋藤彰俊
12分00秒
腕ひしぎ逆十字固めを丸め込んで → エビ固め


杉浦と力皇のタックル合戦は見ものでしたね。
ジャーマンスープレックスで力皇を投げてみせるなど、体重差をものともしない杉浦の奮闘振りでした。
ラストの攻防、3人がかりで攻撃を食らっていた青木は、力皇のラリアットを菊地に誤爆させ反撃の糸口をつかむ。
ボディプレスのあと、ノーザンライトスープレックス、そしてアームロックから腕ひしぎ逆十字へ。
しかし、菊地に丸め込まれ3カウントでした。びっくり。

第四試合
潮崎 豪○ 小川良成 三沢光晴 VS ボビー・フィッシュ× キース・ウォーカー ブキャナン
18分00秒
ゴーフラッシャー → 片エビ固め


ゴングがなる前に外国人チームが襲い掛かる。
キースと潮崎がやりあい、ボビーは三沢社長につっかかる。
ブキャナンは小川を場外に拉致し、B席の一番奥まで行ってました。
キースと潮・崎がリングに戻っても、客席で乱闘を続けてましたね。
ボビーはキックとエルボーで社長に挑むも、社長の重厚感のあるエルボーで撃退されてました。

潮崎は、キースやブキャナンに主にチョップで攻撃し、二人の胸は真っ赤にはれ上がる。
暴れまくるキースに三沢・小川が鮮やかな連携で攻撃。
さすが10年タッグです。
小川はボビーを羽交い絞めにし、三沢のエルボーと潮崎の逆水平チョップがかわるがわる襲い掛かり、哀れボビーはフルボッコに…

試合の終盤では、キックなどで応戦するボビーとの攻防の中で、潮崎がゴーフラッシャーで3カウントを取る。
海外遠征を経て体格も実力も大きくなったように感じる、ここ最近の潮崎選手。
今後に期待です。

注:ゴーフラッシャー(変形ファイナルカット)
ブレーンバスターの姿勢で持ち上げ、豪腕ファイナルカットで相手を叩き付ける技。命名したのは鈴木鼓太郎。由来はアニメ『戦国魔神ゴーショーグン』のゴーフラッシャーから。

ちょwww鼓太郎w
ガンダムだけじゃなくて、そんな古いアニメにも詳しいとは。

さらに、Wikipediaの潮崎選手の項目には、
趣味はS.I.C.など仮面ライダー系のフィギュア収集。鈴木鼓太郎も潮崎のことを「同じ秋葉原を愛する男」と話している。なお鼓太郎と共に社長の三沢光晴を秋葉原に連れて行こうと計画している。

これまたwww

第五試合
モハメド・ヨネ 森嶋猛○ VS クラウディオ・カスタニョーリ× クリス・ヒーロー
11分29秒
バックドロップ → 体固め


長髪にヒゲをたくわえキリストを思わせる風貌、スーパーマンの胸のマークを連想させる意匠をコスチュームに施した、クリス・ヒーローが場内の歓声を集める。
長身ながら身軽な外人組が様々な連携を見せた。
ヨネは蹴り、森嶋はパワーで対抗。

途中、カスタニョーリが森嶋を逆エビ固めに捕らえるべく両足を持ったとき、
ヒーローが「Jiant Swing!」と無茶振り。
これには場内、笑いが起こる。
この時は失敗したが、後で150キロある森嶋を3回ほどジャイアントスイングでブン回して、カスタニョーリが客の声援にこたえてました。

最後は森嶋・ヨネが合体攻撃の後、ラリアット→バックドロップでカスタニョーリから、森嶋がフォール勝ち。

しかし、勝ち名乗りを上げる森嶋をヨネが突如攻撃を開始。
力皇も乱入して、二人がかりで森嶋をKO。
新ユニット結成を発表し、これからもメンバーを増やしていくと宣言した。

試合後、GrandSwordの曲にのり、小橋選手が登場する。
「3月1日、日本武道館で復帰する事を決めました。」と発表。
これは行くっきゃない!
秋山VS健介戦もあるだろうしね。

第六試合
中嶋勝彦 佐々木健介○ VS 谷口周平× 秋山準
18分31秒
エクスプロイダー → 体固め


中嶋と谷口は、蹴りやエルボーで序盤から激しい打撃の応酬。
健介はチョップ、秋山は張り手を打ち合う展開ではやや健介優勢か。
その後中嶋が秋山を蹴りまくるが、秋山はよけようともせず全て受け止める。
怒りが沸点に達した秋山は、場外乱闘でイス攻撃。中嶋を痛めつけた。

スリーパーホールドなどで中嶋が捕まる展開から、今度は谷口が捕まる。健介の前後ラリアットや、中嶋の蹴りの連発を耐え、フロントスープレックスで谷口は脱出。
秋山と谷口の、ジャンピングニーやエクスプロイダーなどが炸裂するが、
最後は健介・中嶋の連携と、秋山を挑発するかのような健介のエクスプロイダーの前に、谷口が撃沈。
ゴングの後も、健介と秋山は小競り合い。
タイトルマッチが楽しみです。

第七試合
(第16代選手権者)KENTA VS(挑戦者)鈴木鼓太郎


32分05秒
go 2 sleep → エビ固め
※KENTAが3度目の防衛に成功

この前のジュニアタッグでは、KENTAからフォール勝ちをおさめた鼓太郎。
果たしてシングルではKENTAに勝てるのか!?
序盤はKENTAの打撃の前に劣勢を強いられる鼓太郎でしたが、
KENTAの攻撃を西永レフェリーを盾に回避するとペースを取り戻す。
KENTAに急所蹴りをして、自らも急所を押さえ倒れるとレフェリーに、KENTAに急所を蹴られたとアピールするなど、ヒールファイトを展開し始める。

その後は場外乱闘。KENTAは客席の中まで行って鼓太郎にボディスラム!
しかも東側の席なので、イスではなく階段…これは痛い。
さらに、北側の席(自分が座っていたとこ)にまでやってきて、乱闘を繰り広げる。
観客総立ちなので何が起こっているのかわからない。
とりあえず、何をされたのか、KENTAが吹っ飛んでいったことは確かです。
(追記:パワーボムをリバースされたようです)

リングに戻った後、KENTAのラリアットを西永レフェリーに誤爆させ、レフェリー不在の状況。
ジュラルミンケースを取り出してKENTAに殴りかかろうとする鼓太郎だが、
それを奪ったKENTAはタイトル管理委員のジョー樋口さんに返還。
しかし、鉄柵やなんらかの凶器攻撃でKENTAは流血、ダウンする。

リングに戻ってもラフファイトを交えてほぼ一方的にKENTAをいたぶる鼓太郎。
KENTAは、ドロップキックで場外へ転落し、再び場外乱闘に。
リングに戻ると、セコンドの平柳玄藩が鼓太郎のためにイスを差し入れる。
玄藩が西永レフェリーの注意をひきつけているうちに、鼓太郎はKENTAをイスで殴打。
このとき、鼓太郎は用意していた血のりで流血を装い、KENTAにやられたと、レフェリーにアピールする。
しかし、ジョー樋口さんが見ていたのでこの手は通用せず。
1月12日はこの手でKENTAを反則負けにしたのですが、さすがに二度は無理でした。

怒りのKENTAは、ラリアット連発。セコンド平柳玄藩も蹴散らす。
KENTA、鼓太郎にあらゆる蹴りのフルコースで逆襲し、フィッシャーマンバスターからSTF。
そしてコーナーに登るも鼓太郎の反撃、雪崩式ブレーンバスター。
さらに、両者ジャーマンスープレックスの応酬。

KENTAの卍固めが決まるが、平柳玄藩がまたも介入の気配を見せる。
KENTAが気を取られると、背後から忍び寄った鼓太郎がバックドロップ。
さらにはKENTAの雪崩式ブレーンバスターを鼓太郎は鮮やかに回避。
go 2 sleepも回避して、鼓太郎はツームストンパイルドライバー。
追い討ちすべく、コーナーに登る鼓太郎。
しかしKENTAが雪崩式ジャーマンを決める。
ここで25分が経過。

平柳が金属棒を差し入れて、凶器を手にした鼓太郎。
しかしKENTA蹴りで奪い取られる。KENTAのパワーボムで攻撃するも2カウント。
KENTAがgo 2 sleepと鼓太郎がブルーディスティニーがそれぞれ狙いあう攻防は素晴らしかった。

鼓太郎、変形のタイガースープレックスのあとたたみかける。
金丸のディープインパクトと、平柳のかち上げ式ラリアット(昇竜玄藩)、さらに自身の技ブルーディスティニーのコンボ攻撃という、熱い展開。。
だが、KENTAはこれをも返す。
レクイエムを、KENTAは前方回転エビ固めで切り返す。
さらに反撃のタイガースープレックス。

パワーボムで鼓太郎をコーナーにたたき付けると、
各種膝蹴りで鼓太郎を追い詰めるKENTA。
ついにgo 2 sleepが炸裂するが、鼓太郎はカウントするレフェリーの腕をつかみ逃れる。

追い詰めるKENTAは、側頭部へのエグい蹴りを4連発。
再びgo 2 sleepで技の名前どおり、鼓太郎を眠らせた。

試合後のインタビューでは、「喋れますか?」と聞かれ、
KENTA「全然喋れます。鼓太郎は所詮鈴木鼓太郎。ベルト持ってるのは俺で倒れてるのがあいつ。」と述べる。
次の防衛戦の挑戦者には中嶋勝彦を指名。
現れた中嶋は防衛を祝福し、色々しゃべるが(若干テレ気味?)
KENTAは「長いよ、中嶋。みんなこの後予定あんだよ。
だいたいピンクのTシャツに合うやつに負けねぇよ」と、ユーモアで場内を爆笑させる。

王者は「ノアはどんな状況でも、前に進みます!」と頼もしく言ってリングを後にした。

超満員の後楽園ホールはとても盛り上がりました。
鼓太郎はヒールファイトなしでもけっこういけるのでは?
やっぱり流血はNOAHのグリーンのマットに似つかわしくないかな。
ヒール路線もけっこう面白いけどね。
素晴らしい戦いでした。
ただ、雪崩式のジャーマンスープレックスは初めて見ましたが、恐ろしかったです。
それにしても、西永レフェリーはお疲れ様でした。

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