馬車郎の私邸

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「自分の誕生日"3月20日"について」 【ブログ4周年】

どうも。25歳になりました。四半世紀ですね。なかなか激動の時代でした。政治・経済的にもそうですが、何よりも技術進歩、もといイノベーションという点でこの25年で劇的な変化がありました。昨日ヤマダ電機池袋店でiPhone4sとモバイルルータを買うときに店員さんとMDやカセット、ビデオ、8cmシングルといった懐かし話で、店員さんと盛り上がりました。

そういうわけで、今日はブログ4周年の日でもあるわけですが、過去を振り返ってみたいと思います。去年は今の「りぼん」の発行部数と、私の「りぼん」購読史【ブログ3周年記念記事】という記事でしたけれども、今年は誕生日に書きます。すなわち3月20日について この日が誕生日の人、過去に起きた出来事を紹介します。

【誕生日】
まずはこの人。
紀元前43年 - オウィディウス、古代ローマの詩人(+ 17年)
アウグストゥス時代の詩人。色々本書いてます。生まれたのが紀元前43年3月20日ということは、カエサル暗殺が前年の3月15日です。すでにカエサルの時代により導入された太陽暦が使われているので、換算なしで分かるんですね。古代の人物で生まれた日までわかっている人はけっこう珍しいです。


203年 - ヘリオガバルス、ローマ帝国セウェルス朝皇帝(+ 222年)
よりにもよってローマ帝国史上最凶最悪の暴君です。エラガバルスとも。この人に比べたらかのネロ帝なんて可愛いもんです。さすがにこいつについては語りたくありません。


1828年 - ヘンリック・イプセン、劇作家(+ 1906年)
『人形の家』を書いた人。ウィキで肖像画を見たらたてがみがライオンみたいで立派でした。

1915年 - スヴャトスラフ・リヒテル、ピアニスト(+ 1997年)
とても有名なピアニスト。この人のラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」はとりわけ好きです。


1956年 - 竹中直人、俳優・映画監督
主演の大河ドラマ「秀吉」はリアルタイムでよく見ていました。長らく映像化されなかったのですが、この度満を持してDVD化したので実に嬉しいです。しかし、近くのTSUTAYAに置いてないので、総集編を買ってしまおうか逡巡してます。


1962年 - 郭泰源、プロ野球選手
西武の黄金期の先発の一角ですね。渡辺久信、工藤公康、郭泰源の3人が3本柱だったように記憶しています。打線の印象も強いですが、投手陣も強力!

1971年 - 太田真一郎、声優
よくナレーションしてますね。セーラームーンで、ルナじゃない方の白い猫の声もやってましたっけ。

1975年 - 浅川悠、声優
「Ever17」という大変な名作ゲームでヒロインを演じてました。低い声が印象的。

1979年 - 阿部慎之助、プロ野球選手
ジャイアンツ強打の捕手といえばこの人。サヨナラの場面など勝負強いので好きです。ケータイのストラップは阿部選手の使ってます。

【出来事】

235年 - マクシミヌス・トラクスがローマ皇帝に即位。
バルカン半島のトラキア出身で、叩き上げの軍人。軍隊によって擁立される軍人皇帝の一番手といえばこの人。武功に優れた優秀な武将だったが、最後はあえなく暗殺されてしまう…同様のパターンが続く2世紀のローマ帝国は本当に大変な時代です。この時代は、アエリウス・スパルティアヌスの「ローマ皇帝群像」に詳しいのですが、不正確な部分も多いとされ、ちょっと扱いにくい史料でもあります。


1184年(元暦元年2月7日) - 一ノ谷の戦い。源義経らが「鵯越の奇襲」により平氏に圧勝。
すごいんだけど、馬で崖を(not坂)を駆け下りるなんて無茶もいいところだなぁということで、今思えばとんでもないリスクテイカーです。「もしも義経にケータイがあったなら」鈴木輝一郎、新潮新書という本で紹介したとおり。

1602年 - オランダが東インド会社を設立。
この間、東大の論述対策で解説をしましたが、オランダの歴史は、良い悪いは別にして、植民地統治の歴史でもあります。その起点ですね。

1815年 - エルバ島を脱出したナポレオンが軍勢を伴ってパリに入城。百日天下が始まる。
歴史好きには有名な話ですが、エルバ島を脱出したナポレオンがパリへと近づくにつれて、パリの新聞の報道が変わっていくのが面白いです。権力に迎合するメディアの姿の一番わかり易く、典型的な例といえるでしょう。
●怪物、流刑地を脱出(2/26)

●コルシカの狼、カンヌに上陸(3/1)

●悪霊、ガップに出現。討伐軍が派遣さる(3/3)

●食人鬼、グラッスへ(3/5)

●王位簒奪者、グルノーブルを占領(3/7)

●悪辣皇帝、リヨンに。恐怖のため市民の抵抗は無し(3/10)

●僭主、パリより50マイルまで迫る(3/15)

●ボナパルト、北方へ進撃。速度増すもパリ入城は不可能か(3/17)

●ナポレオン氏、明朝パリへ(3/19)

●皇帝陛下、フォンテンブローへご帰還。皇帝万歳(3/20)

1882年 - 上野動物園が開園。
よもや100年以上前、明治時代にできたとは知りませんでした。実は、動物園ってまだ1回も言ったことがないんですよね…水族館は友達と行く機会がけっこうあったのだけど。

1890年 - ドイツ帝国皇帝ヴィルヘルム2世が首相オットー・フォン・ビスマルクを解任。
ドイツ外交の大きな転換点ですね。ドイツにとっては、この後は外交上の失策が多かったでしょうが、帝国主義時代の各国の動向や同盟関係は、合理的で面白い部分もあります。

1995年 - 地下鉄サリン事件。13人が死亡、5,510人が重軽傷。
なんとも痛ましいので忘れたいでしょうが、化学テロの脅威についてあらためて警戒する契機として、毎年思い出してくださったらとも思います。

最後はこれ。
1703年(元禄16年2月4日) - 赤穂浪士が預かりの大名屋敷で切腹する。
そういうわけで、以下のとおり、3月20日命日の人が、赤穂浪士一同でいっぱいになってます。 1703年(元禄16年2月4日) - 大石良雄、播磨国赤穂藩藩士、赤穂藩家老(* 1659年)
1703年 - 吉田兼亮、赤穂藩士、足軽頭、郡奉行(* 1641年)
1703年 - 原元辰、赤穂藩士、足軽頭(* 1648年)
1703年 - 片岡高房、赤穂藩士、内証側用人兼小姓頭(* 1667年)
1703年 - 間瀬正明、赤穂藩士、大目附(* 1641年)
1703年 - 小野寺秀和、赤穂藩士、京都留守居(* 1643年)
1703年 - 間光延、赤穂藩士、馬廻勝手方吟味役、山奉行(* 1635年)
1703年 - 礒貝正久、赤穂藩士、物頭並側用人(* 1679年) 
1703年 - 堀部金丸、赤穂藩士、江戸留守居役(* 1627年) 
1703年 - 近松行重、赤穂藩士、馬廻(* 1670年)
1703年 - 富森正因、赤穂藩士、馬廻兼使番(* 1670年)
1703年 - 潮田高教、赤穂藩士、国絵図奉行兼郡奉行(* 1669年)
1703年 - 早水満堯、赤穂藩士、馬廻(* 1664年)
1703年 - 赤埴重賢、赤穂藩士、馬廻(* 1669年)
1703年 - 奥田重盛、赤穂藩士、江戸詰武具奉行(* 1647年)
1703年 - 矢田助武、赤穂藩士、江戸詰武具奉行(* 1675年)
1703年 - 大石信清、赤穂藩士、馬廻(* 1677年)
1703年 - 大石良金、赤穂藩士、大石良雄の子(* 1688年)
1703年 - 堀部武庸、赤穂藩士、江戸常詰馬廻(* 1670年)
1703年 - 中村正辰、赤穂藩士、祐筆役(* 1656年)
1703年 - 菅谷政利、赤穂藩士、馬廻兼郡代(* 1660年)
1703年 - 不破正種、赤穂藩士、馬廻、浜辺奉行、普請奉行(* 1670年)
1703年 - 千馬光忠、赤穂藩士、馬廻兼宗門改役(* 1653年)
1703年 - 木村貞行、赤穂藩士、馬廻役、国絵図奉行(* 1658年)
1703年 - 岡野包秀、赤穂藩士(* 1680年)
1703年 - 貝賀友信、赤穂藩士、中小姓兼蔵奉行(* 1650年)
1703年 - 大高忠雄、赤穂藩士、膳番元方、腰物方、金奉行(* 1672年)
1703年 - 岡嶋常樹、赤穂藩士、札座勘定奉行(* 1666年)
1703年 - 吉田兼貞、赤穂藩士、蔵奉行(* 1675年)
1703年 - 武林隆重、赤穂藩士、馬廻、中小姓(* 1672年)
1703年 - 倉橋武幸、赤穂藩士、扶持奉行兼中小姓(* 1670年)
1703年 - 間光風、赤穂浪士(* 1680年)
1703年 - 村松秀直、赤穂藩士、江戸常詰扶持方奉行(* 1642年)
1703年 - 杉野次房、赤穂藩士、札座横目(* 1676年)
1703年 - 勝田武堯、赤穂藩士、中小姓、札座横目(* 1680年)
1703年 - 前原宗房、赤穂藩士、中小姓、扶持方奉行(* 1664年)
1703年 - 小野寺秀富、赤穂藩士(* 1676年)
1703年 - 間光興、赤穂藩士(* 1678年)
1703年 - 奥田行高、赤穂藩士、加東郡勘定方(* 1678年)
1703年 - 矢頭教兼、赤穂藩士(* 1686年)
1703年 - 村松高直、赤穂藩士(* 1677年)
1703年 - 間瀬正辰、赤穂藩士(* 1681年)
1703年 - 茅野常成、赤穂藩士、横目(徒士目附)(* 1667年)
1703年 - 横川宗利、赤穂藩士、徒士横目、焔硝蔵奉行(* 1667年)
1703年 - 三村包常、赤穂藩士、台所役、酒奉行(* 1667年)
1703年 - 神崎則休、赤穂藩士、足軽徒士目付、郡目附(*1666年)