ブルータス、お前もか! 高須賀由枝「グッドモーニング・キス」クッキー本誌掲載第1回 感想
上のリンクの記事で書いたとおり、「Cookie」本誌にお引越ししました。
本誌連載第一回は、けっこう衝撃的です。
菜緒や上原くん、まりなに阿部っちは大学3年生になってます。
ということは…
世知辛い!、就職活動だ!
「グッドモーニング・コール」を読んでいた我々の世代は今や大学生。
そしてそのキャラたちも大学生。
当然、就職活動です…
漫画の中でも生々しい現実が描かれるのはなんとも世知辛い。
さて、4巻の内容は「すれ違い」を描く話が多いです。
2人暮らしをめぐって菜緒と上原君が、
互いの気持ちについて阿部っちと太田さんが、
草食系男子と親密になっていくまりなと、菜緒とが。
ときにはマジに、あるいはコミカルに描かれるすれ違いが面白いです。
「グッドモーニング・コール」のときとは
いい意味で変わっていないです。
「Cookie」に移っても、元々のよさを失っていません。
タイトルにキスの文字が入っていても、これまでキスシーンは第2話の1回だけ。
お前ら、何年同居してるんだよf^^;
まるで水沢めぐみ先生のように、そのへん徹底してますね。
この続編から登場したキャラクターは、
菜緒の家族、大学の友達太田さん、草食系男子イタミン(伊丹)
といった面々だ。
特に菜緒のお父さんはいちいち面白い。
娘の父親ってつらいね…f^^;
太田さんは、メガネが可愛い。
阿部っちとこれからどうなるのか、菜緒やまりなと一緒に
ニヨニヨしながら見守りましょう。
阿部っちは、フランスにいるつかさちゃんとメールをしているようです。
つかさちゃんとの刹那的両思いの話は前作の確かコミックス3巻あたりでした。
もう10年位前に描かれたわけですよね。
今は、ケータイがあり、メールが出来る。
時代の流れを感じます。
しかし、時代は変わっても、この漫画の価値は変わりません。
前作からのファンは違和感無く読めるし、
新規読者にもほのぼの×コミカルな話は楽しめるでしょう。
最近前作が6巻の文庫になって出ましたので、改めて読んでみては?
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