3月29日後楽園ホール グローバル・タッグリーグ開幕戦
4月29日日本武道館 グローバル・タッグリーグ最終戦
5月15日後楽園ホール 「プロレスリング・ノア Northern Navig."08 開幕戦」
プロレスリング・ノア Winter Navig."08最終戦 日本武道館 観戦記その1
第4試合
特別試合シングルマッチ60分1本勝負
○三沢光晴 vs ×中嶋勝彦
9分15秒
エメラルドフロウジョン→片エビ固め
三沢社長完全にヒール扱いf^^;
若くてきびきびとした戦いを健介の息子として繰り広げている、中嶋を応援する声ばかり。
三沢社長も長年の激闘で満身創痍だし、年齢もあって衰えも隠せない。
もしかしたら、案外中嶋が大金星を挙げるかもしれないという期待があったのも確かだ。
中嶋はひたすら三沢社長を蹴って蹴って蹴って、蹴りまくる。
胸がはれ上がるほどに蹴り込むが、三沢社長はなかなか倒れない。
逆にエルボーを食らってやられてしまう。
やはり、一撃の威力が違う…
エルボーのビシィッという音が、聞こえてくるのがすごい。
中盤、三沢社長がタイガードライバーを放つ。
それに対し中嶋は、社長の十八番タイガースープレックスで逆襲。
この時、ホールドが外れてしまったんだけど、わざわざ社長が足を垂直にしてホールドが決まってるように形を整えてくれた。
優しい….。゚+.(・∀・)゚+.゚
社長はエメラルドフロウジョンを決めようとするが、中嶋はこれをうまくかわして逆にエメラルドフロウジョンを敢行しようとする。
しかし、バランスを上手く取れず失敗に終わり、両者とも未遂に終わった。
さらに中嶋は、ジャーマンスープレックス、リストクラッチで受身の取れないジャーマンで追い討ち。
だが、さすが三沢社長はこれを返す。
徹底的に受けに回ってるのに、いまだスタミナは健在か。
再び蹴りまくる、中嶋。
途中からエルボー合戦になるが、これでは勝ち目はない。
ついにエメラルドフロウジョン(ノーマルのほう)の一撃であっさりスリーカウント。
中嶋がフォールを返してくれるかと期待していたのですが、場内ため息。
これまでの試合も笑いもあって楽しかったけど、この試合も盛り上がった。
10分に満たない試合のはずなのに、蹴りを明らかに100発以上食らった三沢さんはなんだかんだいってすごい。
もう46歳だというのに…
敗れた中嶋勝彦も、毎度のことながら頑張りが伝わってきて応援したくなっちゃうよね。
生でエメラルドフロウジョンを見たのは初めてだけど、流れるような所作がなんだか綺麗でした。
…というか、社長を10分間ひたすら蹴りまくってOKな会社ってある意味すげえよな(笑)
30分の長丁場と、すさまじい死闘は四天王プロレスを彷彿とさせる素晴らしい試合でした。
石森を封じ、KENTAを血祭りのローンバトル状態にした、王者組のカンペキな連携は良かったです。
平柳の活躍(?)もね。
試合後に、サラリーマンが水の入ったペットボトルをリングに投げ込むアクシデントがありましたが、それだけ王者組の悪党ぶりが評価されている証拠です。
帰りにすかさずそのお客さんにトロフィーを見せつけて帰る鼓太郎は、すっかり悪役が板についてきましたF^^;
KENTAに中途半端なヒールと言われていた鼓太郎ですが、今回KENTAに勝利し、「次はシングルだ!」と宣戦布告。
次のGHCシングル王座は、KENTA対鼓太郎になりそうです。
がぜん、面白くなってきました!
ちなみに鈴木鼓太郎選手の実家は焼肉屋で、しかも自分が住んでる埼玉県蕨市にあるのだそうです。
∑('◇'*)エェッ!?びっくり!!
この狭い蕨市に(日本一狭くて人口密度が高い市なんです)21年間住んでるけど、知らなかった。
蕨市出身の有名人というと、高見沢俊彦さんくらいしか思い浮かばない…(実は母の同級生だったりする)
GHCヘビー級選手権60分1本勝負
(第13代選手権者) (挑戦者)
佐々木健介 vs 齋藤彰俊
25分27秒
ラリアット→体固め
※健介が2度目の防衛に成功
ここにいたるまで齋藤彰俊選手は色んなフラグを立てているんです。
後楽園ホールのタッグマッチで健介チームに勝利した後、ロープで健介を緊縛し、健介のかつての姿であるパワーウォリアーのお面をかぶせ、鎌をのど元に当てたり…
札幌では、キース・ウォーカーに勝利した健介の健闘をたたえ、握手を求めるフリをして延髄斬りを食らわせ、リング場で銘酒「魔界へのいざない」で乾杯するという、話題づくりもありました。
公式ブログでは叙情的な文章を書き、週刊プロレスでのインタビューでは機知に富んだ面白い発言も多く、経歴もなかなかユニークな面白い方です。
というわけで、入場の時点では結構盛り上がる。
彰俊コールや熱い声援が乱舞する中、ゴング!
齋藤彰俊はいきなりラリアット合戦を繰り広げたかと思うと、意表を突く丸めこみのフォールを三連発。
早い攻防から一転して、力比べで両者が吠える熱い展開。
が、それ以降はテンポが悪くやや沈滞気味。
齋藤彰俊が健介の右腕を執拗に攻めるのはいいのだけど、場外戦が多くなってしまい流れがいまひとつ。
健介が繰り出す技は主にラリアットばかりで、あまりに乱発が目立った。
しかし、見所もあった。
彰俊は延髄斬り→バックドロップ→リストクラッチのバックドロップ→ジャーマンスープレックスで健介を追い詰める。
だが健介がラリアットとジャーマンで反撃、彰俊がすぐさまバックドロップ、健介がジャーマン、彰俊が再びバックドロップと、激しいスープレックス合戦の応酬は見ごたえがあった。
だが、この後彰俊が、健介の張り手を食らってダウンしてしまう。
脳震盪を起こしたのかレフェリーも心配そうだった。
延髄斬りを見せるも、この後は目立った反撃はなかった。
健介のドラゴンスープレックス、左腕がタイガーのクラッチ、右腕がドラゴンのクラッチの変わったスープレックスに、前後からラリアットを食らって、さらには必殺のノーザンライトボムをまともに受けてしまう。
これで誰もが終わりかと思ったが、それでも意地でフォールを返したが反撃の技がなく、さらにはラリアット2発を食らって、スリーカウント。
せっかく素晴らしい粘りを見せているのに、反撃がほとんどなかったのはすごく残念だった。
彰俊に対する声援が支配的で、健介のラッシュのときも健介を応援する声がほとんどなかったので、なんとももったいない…
事前の期待感が大きかっただけに、残念だ。
といっても、あれだけ大技を食らっても何度も立ち上がり、その都度歓声が沸き起こったのは事実なのだから、それはすごいことだとは思う。
なんだかんだで今回の9試合は、外れがなく面白かったです(⌒~⌒)
次は、クリスマスの全員出場トーナメントだ!!