馬車郎の私邸

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りぼん2009年1月号感想その1 種村有菜新連載 「桜姫華伝」

表紙&巻頭カラー56P 種村有菜 新連載「桜姫華伝」

とりあえず、第一話のあらすじ:

時は平安時代(一応f^^;)
両親も兄に先立たれた"桜姫"は、いいなずけの"王良(おうら)親王"の援助で暮らしている。
しかし、いよいよ結婚というときになり、泣いて嫌がる桜姫。
木に登り女房たちをこまらせていたが、そこへ王良親王の使者"青葉"が現れる。
だが、二人は早速口げんかしてしまう。

夜、月を見て淋しさにくれる桜姫。
そんな中、人食いの物の怪”妖古"が里に出たため、結界を強めに行っていた巫女の老婆"白夜"がやってきた。
白夜が言うところによれば、「満月の夜だけは空を見てはいけない、自分が自分で在り続けたいのなら」ということである。
「満月を見ない」という約束を、桜姫は白夜と交わしていた。

さらに夜もふけて、桜姫は家出をしてしまう。
騒ぐ女房たちに、それほど親王様のことが嫌いなのかと青葉は問う。
女房は青葉に、桜姫がいつも親王の文(手紙)を心待ちにし、何度も読み返していたことを告げる。

一方、桜姫は山の中で迷子になっていた。
おりしも今宵は満月の夜!
「見つけた かぐや姫…!」
桜姫が満月を見た瞬間、妖古が現れた。
満月を通して、妖古に桜姫の居場所が知れてしまったのだ。
危機に駆けつける、青葉と白夜。
青葉は足止めを買って出、白夜に封印をとくように命じた。

白夜は、桜姫がかぐや姫の孫であることを告げた。
祖母にあたるかぐや姫は、秘剣"血桜"をもって妖古と戦ったという。
だが、桜姫の母は、戦わない道を選び、妖古にとりつかれ、帝に殺された。
剣を取って戦うか、選択を迫られる桜姫。
白夜は運命を表す一字を桜姫に見せる。
そこに書かれていたのは「滅」の文字だった。
何を、誰を滅ぼすというのか。桜姫は戸惑う。
白夜は言った。「生きてみればわかるだろう」

雷撃の呪文などを駆使して戦う青葉のもとへ、装いも新たに、桜姫参上!
出でよ血桜の声とともに、現れた秘剣血桜!
だが、剣に認められたはずが、血桜は全く言うことを聞かない。
そこで機転を利かせた桜姫は、出すことは出来たのだから逆をやればいいと考える。
血桜を空に放り投げ、妖古の背後にまで落ちてきた時を見計らって、戻れと命じる。
桜姫と血桜の間に位置していた妖古は、桜姫の体に戻る血桜に刺し貫かれたのだった。

都へ向かう、桜姫と青葉ご一行。
桜姫は王良親王はどのような人か、青葉に尋ねると…
「口が悪くて雷使いの色男だ さぁ着いたぞ 俺の屋敷だ!」

なんと、王良親王とは青葉その人だったのである。


きっちりがっちりしっかり56ページを使い切って、濃密な第一話でした。
平安云々のあたりは、まぁ種村先生ですから、気にしないでおきましょうf^^;
突っ込んだら負けだ(笑)
種村先生によれば、作品の見所は「運命に立ち向かう」ということらしい。
なんだかこれから面白くなっていきそうです。
相変わらず絵のレベルは高いので読み応えは抜群。
今月も来月も56ページということだけど、すごい仕事量です。
種村先生には、これからも「りぼん」の大黒柱としてがんばってもらいたいですね

さもないと、「りぼん」はもう………

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