馬車郎の私邸

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、将棋、プロレス観戦記など「趣味に係るエッセイ・感想・レビュー記事」をお届けします!ある市場関係者のWeb上の私邸

今日の4冊

3935円使ってから、まだ3日。
また4冊本を買ってしまった...
忙しくなっても本を読む時間は確保するぞ!
それが自分のなけなしの情熱の唯一の行き先だから。
親しい友人たちは情熱に満ち溢れてる人も多いわけだが、自分の情熱というのはすこぶる少ない。
ただ、本を読むことにかけてはささやかながら情熱がある。
とはいえ、読書はその効用や成果が実際にどう出てくるかは不確定だ。

そこで、今週の週刊東洋経済の特集「最強の読書術」を参考にすべく、「妄想少女オタク系」の4巻と一緒に購入。
帯が笑える。ハチマルワン(801)ダイバーって(笑)20080613_2

今日は6限の授業後に真魚さん、にじのさん、Su-3に一年生の女の子と一緒に、都電にのって池袋に行きました。
結局8時過ぎについたので、アニメイトと虎の穴だけでしたが。
自分はその後ジュンク堂に立ち読みしに行こうと思ったのだが、立ち読みだけではすまず、「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」と勝間和代氏の「効率が10倍アップする新・知的生産術」を買ってしまった。
だって、今日買った2冊とも読んじゃったし、ほしい本だったし....

さて、以下今日読んだ本の感想。

今週の「東洋経済」最強の「読書術」まとめ

●本田直之氏(「レバレッジ・リーディング」の著者)

・最も大切なのは「目的を明確にする」こと。
・また、読書は投資だ。
・目に留まった重要な箇所にはすかさず線を引く。
・読後10分間メモすることで読んだものを無駄にしないですむ。
・そして、そのメモを繰り返し読め。


●勝間和代氏(経済評論家兼公認会計士/「新・知的生産術」の著者)
・「明日役立つ」本ばかり読むと視野が狭くなるので、いろんなジャンルを読む。
・メモはとらず線も引かず、その代わり読んだ内容は自分の頭の中に収納し体験・実行する癖をつける。
・読了後心がけているのは、「この本は結局何が言いたかったのか」というフレームワークだけしっかりと覚えること。

●佐藤 優氏(自壊する帝国」の著者)
・良書は速読を含めて3回読むべし。
・そしてノートに抜書きを。

●三輪裕範氏(伊藤忠商事 調査情報部長)
・細切れ時間を利用せよ。
・サラリーマンは月給の5%は本に当てるべし。
・読書は著者との対話。
・ジャーナリストや有名学者の本は注意。同じ内容を焼きなおして書いてる場合があるからだ。

●斉藤孝氏
・読書は2種類。情報を得る読書と人生に関わる読書だ。
・いつもの3色ボールペンの話。(↑有名学者の本は要注意!)
・座右の書を持て。そして偉大な先人と対面するつもりで読め。。
・読書は吸収度が大切。
・斉藤孝氏のお勧め本5冊を自分は全部持ってた....!

「知られざる傑作ほか5篇」 岩波文庫 バルザック著

長編が有名な人だけど、短編もなかなか。
無駄を排した固めの文体。
・「沙漠の情熱」 灼熱の砂漠での兵士と雌豹の愛。砂漠の描写が美しい。一人と一匹以外何もないことの美しさが描かれている。
・「エル・ベルデゥゴ」 ナポレオン軍に侵略されたスペイン。苛烈な抵抗と残虐な処刑を描く。
・「知られざる傑作」 画家が限りない情熱をもって何十年にわたり密かに描き続けられた女の肖像画。それがついに人目にさらされるとき、驚くべきことが明らかになる。芸術論としても秀逸で、印象派など後世の美術を先取りしているのではないか。
自分にしか理解出来ない、受け入れられないもののみを追求すると言う姿勢、それは確かに他者には異常な事態でしかない。
そこで、芸術家は芸術の普遍性を目指さざるを得なくなるのだということ。
・「恐怖時代の一挿話」 フランス革命期、恐怖政治から隠れて生活する聖職者のもとに、ある夜訪れた謎の男の正体とは。ルイ16世の処刑を巡る一挿話。
・「ざくろ屋敷」 これはいまひとつだった。

「京大式ロジカルシンキング」 サンマーク文庫、逢沢明著
 
350ページもあるのに、あっという間に読めた。そのくらい読みやすいのでお勧め。
難しいことは書いてない。そして、論理の限界についても言及されているため、実際的。
ところどころに挟まれている論理パズルが面白かった。
考え方がすっきりする一冊。
読んでおいて損はない。

「妄想少女オタク系」第4巻、紺條夏生、双葉社

腐女子に恋した男・阿部の悲喜劇。
彼の煩悶には同情を禁じえない.......
腐女子ネタが最近はやってるようだが、この作品は普通に漫画としても十分に面白い。絵も結構上手い。
二組の恋愛が同時に進行していくのだが、その対比も見事。
人を好きになるという過程を理解する浅井(腐女子)・阿部コンビと
好意があると知っている相手との巧妙な駆け引きを繰り広げる松井(腐女子)・千葉コンビ、それぞれの葛藤、疑心暗鬼、やるせなさ、不毛な努力etc......
いろんなものが詰まっている。
ナイス・ラブコメ☆
3巻は漢・塚本がいい味を出していたが、4巻はツンデレ隠れ腐女子が新たに加わり、波乱が!

そういえば、これ実写化してたっけね。
3代目乾と柳生が、阿部&千葉で、主人公の浅井留美は甲斐麻美かぁ...
手塚役の人も出てるのか。
とりあえず、甲斐麻美可愛いf^^;
マイミクのななさんとまだメル友だったころに、影響を受けてマジレンジャーを見てたので名前を覚えてる。
「マジブルーご乱心」のコメが笑えるな(笑)