馬車郎の私邸

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名曲紹介53:坂本真綾「躍動」:疾走感あるサウンドが"予感"へとプレイヤーを駆り立てる…!

坂本真綾の新曲「躍動」は、その疾走感あるサウンドがまだ見ぬこの先への展開……すなわち"予感"へとプレイヤーを駆り立てる名曲である。

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ソニーの収益を下支えする世界最大級のスマホゲーム「Fate/Grand Order」は、第2部の5章前・後編で大きな折り返し点を迎えた。第2部の後半への期待が高まるなか、深夜0時過ぎにゲリラ的にゲーム内で配信され、大いに考察を含め話題を呼んだ。

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坂本真綾といえば、マルチな活動で知られる声優/歌手だが、「Fate/Grand Order」でもレオナルド・ダ・ヴィンチ(2種)、アレキサンダー(ショタ少年)、ジャンヌ・ダルク(各種)、両儀式と多彩な兼役を演じている。

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「躍動」においては、作詞も手掛けており、作品の世界観を表現することにも成功している。ここまでの冒険に対して感傷的な思いを表現しつつも、前に進もうという決意を感じる点が特に良く、「それでも」という言葉が力強い。それでいて、全体としては歌詞はカタカナを一切に使っておらず、声質にあったやわらかい言葉遣いが特色だ。

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歌詞においては、具体的すぎない言葉遣いも絶妙と言えよう。というのも、時間をかけて長くプレイしてきただけに、このゲームで印象に残ったシーンはプレイヤーにとって様々だからだ。歌詞のふとした部分に、それぞれの思いを投影できるように作られているのである。

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 曲調は「逆光」からは一転して、「躍動」にふさわしい疾走感ある伸び伸びしたサウンドだ。OP映像と相まって、空間の広がりを感じさせる。ドラムスとピアノが大活躍しており、ソニー製のワイヤレスイヤホンで聞くと実に耳に心地よい。

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坂本真綾「躍動」は新曲にもかかわらず、Amazon Music Unlimitedでも配信されているのもありがたいところ。FGOの作品世界のさらなる躍動に期待感が膨らむばかりだ。