馬車郎の私邸

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「赤い鼓動」野村真弓(as一文字茜):チェッカーズ「ギザギザハートの子守唄」のオマージュ・ソング!?【名曲紹介57】

 ときめきメモリアルは、(恋愛というよりむしろ)高校生活をシミュレーションするゲームでもあるが、プレイヤーのノスタルジアを駆り立てるべく、わざと発売当時よりも古めかしくデザインされているのだそうだ。豊富なキャラクターソングにおいても、往年の80・90年代のJ-POPなりアイドル歌謡なりを踏まえて、そのエッセンスが織り込まれている。「赤い鼓動」野村真弓(as一文字茜)もその一曲である。

ときめきメモリアル2 Blooming Stories4 一文字茜

「赤い鼓動( 作詞:竹広将史、作曲:メタルユーキ、編曲:Nories M・鶴由雄)」は、「ときめきメモリアル2 Blooming Stories4 一文字茜」に収録されている。「Blooming Stories」とは、各キャラクターのイメージソング3曲とショートボイスドラマを盛り込んだコンセプト・シングルシリーズだ。各キャラのイメージカラー及びイメージフラワーを踏まえて制作されている点がユニークで、一文字茜の場合、イメージカラーは茶色、イメージフラワーはガーベラである。

「赤い鼓動」は、本編における一文字茜登場時のテーマ曲「夕焼け純情ストリート」を原曲としてイメージソングにアレンジされている。番外編の『ときめきメモリアル2 Substories Leaping School Festival』において一文字茜エンディングテーマとしても使用された。
エネルギッシュで耳に残る旋律の「赤い鼓動」だが、どこかで聴いたような感覚に陥る。そう、チェッカーズのデビューシングル「ギザギザハートの子守唄」(作詞:康珍化/作曲・編曲:芹澤廣明)。歌詞もメロディーも印象的な曲で耳から離れない。「赤い鼓動」の歌詞は穏当な内容だが、繰り返しのサビが野村真弓さんの独特の波長のせいか、なかなか癖になり耳に残る。ときメモの数あるキャラソンでも、まさに温故知新を象徴する1曲と言えよう。

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