名曲紹介33：2019年アニメ OP・ED私的ランキング

名曲紹介11：2018年アニメ OP・ED私的ランキングと同様、2019年アニメ OP・ED私的ランキングを紹介していきます。なお、同一作品のOP・EDのランクインは便宜上同順位で掲載しています。また、前回思いのほか長くなってしまったので、作品ごとに概ね3～5行くらいでテンポよくまとめていきます。

10位：「彼方のアストラ」
OP「star*frost」（ nonoc)
ED「Glow at the Velocity of Light」(安月名莉子)

原作は全5巻のコンパクトな漫画とはいえ、1クールで濃密に仕上げてくれました。ジュブナイルSFの雰囲気を持つ良い作品だった一方で、尺の都合でOP、ED映像が流れたのは数えるほどでしたが、双方ともにクールな良曲。特に「Glow at the Velocity of Light」はリズミカルで、聞いてて耳に心地よいです。

9位：可愛ければ変態でも好きになってくれますか？
OP「ダイスキ。」(大橋彩香)、ED「無謬の花」(Mia REGINA)

普通のラブコメでも良いのに、ヒロインたちはいずれも超弩級の変態という悩ましいラブコメ。OP「ダイスキ。」はとても元気で真っ直ぐな曲で交換が持てます。絵コンテも、一部余計かなという描写もある一方で、総じて良くできており、楽しげなOPです。

8位：慎重勇者
「TIT FOR TAT」(MYTH & ROID)
「be perfect, plz!」( 安月名莉子)

MYTH & ROIDは、この前のクールの「異世界チート魔術師」が映像と歌が噛み合わずイマイチだった一方で、「慎重勇者」がしっかり演出が噛み合っていました。曲自体のロックな感じも勢いがあってとても好きです。

7位：「ダンベル何キロ持てる？」
OP「お願いマッスル」歌：紗倉ひびき(CV：ファイルーズあい)＆街雄鳴造(CV：石川界人)／街雄鳴造(CV：石川界人)
EDテーマ「マッチョアネーム？」歌：街雄鳴造(CV：石川界人)

私の身近にいる、事情に詳しい関係筋によると、小売店の旺盛な需要に応えて相当な量のCD出荷をしたらしいとのことだ。意外な人気を博したようだが、これも筋トレは正義ということか。

6位：鬼滅の刃
「紅蓮華」（Lisa）、ED「from the edge」（（FictionJunction）

紅蓮華とは水面に咲く赤い蓮の華、転じて寒さでめくれた皮膚に咲く紅蓮地獄のことだそうで、悲痛な展開に定評がある本作品にふさわしいタイトルです。Lisaのパワフルなボーカルに、美麗な映像が組み合わさり、アニメOPのお手本のような仕上がりになっています。

5位：Dr.STONE

OP1「Good Morning World!」（BURNOUT SYNDROMES）、OP2「三原色」（ PELICAN FANCLUB）、ED1「LIFE」（Rude-α）、ED2「夢のような」（佐伯ユウスケ）

「鬼滅の刃」同様にジャンプの人気作品のアニメ化。NHK教育テレビで放送してもいいくらいの科学SFアドベンチャーです。1期OP主題歌「Good Morning World!」は、爽やかで雄大なボーカルで、晴れ晴れとした気分になります。

4位：『かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～』OP　鈴木雅之「ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花」　
以前名曲紹介で紹介したように、アニソン界の超大型新人によるまさかのラブソングです。少ない登場人物のなか、曲調にうまく映像を合わせています。NHKBSのアニソンプレミアムでアニメロサマーライブでのパフォーマンスも、スフィア4人をバックコーラスに従えて圧巻でした。衰えないです…

3位：「からかい上手の高木さん2」OP「ゼロセンチメートル」大原ゆい子

これまた、以前名曲紹介シリーズで紹介したように、もどかしい恋心を絶妙にしっとりと歌い上げており、絶品。

2位：「盾の勇者の成り上がり」OP1「RISE」、OP2「FAITH」、ED「きみの名前」、「Falling Through Starlight」、「あたしが隣にいるうちに」

ラップも交えてリズミカルなオープニングの「RISE」。意外にシリアスなストーリーにもフィットした、

1位：「ぼくたちは勉強ができない」

1期OP「セイシュンゼミナール」、1期ED「Never Give It Up!!」
2期OP「Can now, Can now」、2期ED「放課後のリバティ」

「ぼくたちは勉強ができない」は極めて高く評価しているラブコメです。（第1話感想、第1巻、感想、第2巻感想）。エンディング2曲はミニキャラも歌も可愛く、手堅い出来栄え。オープニング2曲は、本編ではラブコメ以前に基本的には勉強をしている点を踏まえて、勉強道具や関連する仕草を巧みに織り込んでまとめてある点がとても良いです。

番外編は、次点としてソードアート・オンライン　アリシゼーション編。OP、EDはどれも高いレベルで纏まっているものの、「IGNITE」のときほどはやや響かず。とはいえ、どれも手堅い曲なので繰り返し聞けば聞くほど味が出るスルメ曲になりそうです。劇場版アニメでは、冴えないヒロインの育てかたFine」もしっかり。まさかの小田和正には思わず笑ってしまいました。劇場版映画「この素晴らしい世界の祝福を！紅伝説」の主題歌「1ミリSymphony」は名曲紹介シリーズで紹介したように、ナイス爆裂！120点でした。

20年冬アニメは下記の記事でチェックしてみましょう。今期も良いOP、ED曲に出会えることに期待したいですね！