馬車郎の私邸

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、将棋、プロレス観戦記など「趣味に係るエッセイ・感想・レビュー記事」をお届けします!ある市場関係者のWeb上の私邸

「グッドモーニング・キス」第7巻、高須賀由枝、集英社

先日書いたとおり、最初に自分がりぼんを買っていたときは中学生で、「グッドモーニング・コール」の連載時期とほぼ重なる。上原くんも菜緒も中学生~高校生の時期に当たるので、作中の人物たちと同じように年をとった。

「グッドモーニング・キス」は大学生編で、Cookie掲載第1回はまさに自分も作中の人物も就活の時期でした。そして一昨日24歳になり、今やとうとう、作中の人物たちを1歳追い抜かしてしまったことに、どことなく感慨深さを感じます。

さて第7巻は、上原くんと菜緒の新しい生活。菜緒は地元の役場の臨時職員、上原くんは東京で大学院生活。2010110421020000201011042103000020101104210500002010110421050001
が、ここでまさかの…
ダブルブッキング!
「グッドモーニング・コール」の第1話そのまんまです(笑)上原くんの同居人は、大学1年生の伊賀上ひろしくん。自分が冴えないことを自覚しながらも、上原くんのあんなとこやこんなとこに憧れる男。女の子だったらすでに上原くんにメロメロでしょうが、同居人が男でよかったな、菜緒。(しかし、男同士の同居だけに、BL展開もあり得るかもしれない)2011032120370000

頑張ってるけど何もかも裏目にでるところは、菜緒にそっくり。(見た目はどことなくまりなに似てる気がしてならない)上原くんを菜緒が訪ねてきたときも、2人に気を使いすぎて逆効果になってしまったり、「~コール」のときの懐かしい雰囲気が漂っている。この巻の主人公は完全に伊賀上くんです。逆に、話に菜緒の職場の同僚達が絡むと、ただひたすらに世知辛く、この作品のほのぼのさはどこへ!といった感じになりますf^^;

そういえば水沢めぐみ先生でさえも、「キラキラ100%」の第9巻で、朝チュンをやったのに、そこを高須賀先生はたった1コマで終わらせる!さすがです。そもそもこの2人、ずっと同居(or半同居)しているというのに、その種のことを暗示させることさえほとんどしてこなかったのは、今にして思えばすごい不思議。なんにせよ、種村有菜先生がいかに画期的、革新的だったかよくわかりますf^^;

番外編、阿部っちと太田さんの話。阿部っちのフラグスルーぶりと、太田さん告白できずぶりは相変わらずで安心しました。とはいえ、脇役2人にも、いつか幸せな未来が訪れることを待っています。(まりなとみっちゃんもな!)
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