りぼんで番長漫画が始まった件：「まりもの花～最強武闘派小学生伝説～」第1巻　集英社りぼんマスコットコミックス、香純裕子、秋元康

もう1年半も書いていないりぼん感想ですが、先日ちょこっとだけ最近のりぼんをご紹介しました。その中で紹介した漫画が、ちょうどコミックス1巻が出たようなので、今日は画像も交えつつ紹介します。

その漫画とは、「まりもの花～最強武闘派小学生伝説～」
見た瞬間にツッコミを入れたくなるタイトルで、さすがは秋元康先生といったこところです。(※りぼん連載の作品です)AKB48との連携をこの1、2年りぼんは強めているとはいえ、なぜこんな企画が出てきたのかなかなか不可解ではありますが…種村先生の「桜姫華伝」が第1部完！ということで一段落したので、バトル漫画が必要だ！と編集部で激論がかわされたのではないかと妄想してみたり。なんにせよ、今のりぼん連載陣は小学生低学年層に遡及するためのメディアミックス路線を強化しているため、一体なぜ不良バトル漫画が始まったのか興味深いところです。

主人公のまりもは、怒りが頂点に達したとき、左手に花のアザが浮かび上がるのだそうです。「ダイの大冒険」の双竜紋を思い出して胸が熱くなります。でも残念なことに、ドラゴニックオーラが出るとかそういう事はなく、お父さん(花を愛する爽やかメガネ)から受け継いだものとしての意味合いが強いようです。一応強くもなっているみたいですけど。

脇役では、マサルが、ドヤ顔が様になってていい味出してます。「うちの委員長は的じゃねえんだよ！」「オレは負けてなんかいねえよ―ただ相手より殴られた回数が多かっただけだ」「…それは女に見せかけたイリュージョンだよ…！」「…焼肉定食か」「やれるもんならやってみろよ　そんなもん(消化器)飲み干してやらあ！」「これぞ鬼にカネボウってやつか！」等々
カッコ可愛い感じで迷言も多くグッド！愛すべき馬鹿だ。