馬車郎の私邸

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名曲紹介47:鈴木修「ENFONCER(アンフォンセ) 」≪ノア・潮﨑豪のテーマ≫:憂いと格調高さが同居する懐の深い名曲

大会場に響く入場曲は、プロレスラーの入場を引き立て、華を添える。「ENFONCER(アンフォンセ) 」は不思議な魅力を備えた入場曲だ。潮崎豪選手が、若手時代の一直線に元気な「Keep on Going(作曲・A-bee)」から、「ENFONCER (作曲・鈴木修)」にテーマ曲を変えたのは2010年。本格ヘビー級の新人として2002年デビュー後、2009年の三沢さんの死を経て、団体のエースへと成長を遂げるさなかのことだった。

f:id:MrBizSupport:20200424232227j:plain(画像はプロレス格闘技DXより)

作曲は、鈴木修氏。数々の名レスラーの入場曲を手掛けている。代表的な曲をあげるだけでも、このとおりだ。 「GRAND SWORD(小橋建太)」  、「爆勝宣言」(橋本真也)」、「HOLD OUT( 武藤敬司)」、「TERRIBLE GIFT(エル・サムライ)」 ……錚々たる曲が並んでいる。

一見、曲名の「ENFONCER(アンフォンセ) 」は耳慣れない言葉だ。調べてみると、フランス語で「~を打ち込む、~を打ち破る、~を深くかぶる、~を追いやる」といった意味のようだ。

だが、言葉の意味とは裏腹に、この曲のイントロはどことなく切なく、物憂げな雰囲気から始まる。そこから、一転して爆発するように雄大な旋律へと変化していく様がなんとも面白い。リバーブ音が全編を通して曲に奥行き感を与えていて、広がりある音が大会場に映える。

潮崎豪の陽性のファイトとの親和性については、一見するとぴったりフィットしているかというと必ずしもそうではない。しかし、潮崎豪の懐の深さを楽曲の格調高さが表現しているようにも聞こえる。思えばプロレスのファイトも、人生も一直線に明るいものではない。浮き沈みがあるものだ。陰影をつけて爆発的な広がりとスケールを演出する「ENFONCER」 は、またあらためて大会場で聞ける日を楽しみにしている。

 とはいえ、今は便利な時代なので好きな時に聞くこともできる。幸い、NOAH公式によるとノア選手の入場テーマ曲がストリーミングサービスで配信されるようになったタイミングだ(前にiTunesで買っちゃったけどね)。自分はAmazon Music Unlimitedを愛用しているので軽く紹介しておこう。

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